完了検査、合格です。

今日の練馬・板橋の暑さは、そこそこという感じ。

秋が近いせいか、猛烈な暑さは感じられません。

うれしいような、さびしいような・・・。

『FPの家 T邸』

本日午後、確認検査会社による完了検査が行われました。

予定よりも20分ほど早く到着した検査員。

早速、前面道路の幅員を確認しています。

その後、敷地内をぐるっと一回り。

敷地の空き寸法や、境界ブロックの高さ等が申請図面と一致しているかどうかを確認していましす。

室内に入ると、防火窓や非常用侵入口に変わる窓、火災報知器・換気システム等をチェック。

無事、完了検査合格です。

検査員曰く

「涼しくて助かりますね。」

早速アピールしました。

「3階のエアコン×1台で冷房しています。」

「設定温度は27℃なんですよ。」

検査員は目を丸くしています。

「えっ!」

「余所の3階なんて、暑くて長時間いられたもんじゃありません。」

「すごいなー。」

検査員にも、喜んでいただけて良かった・・・。

 

じつは検査員が来るまでの時間、少しだけ簡単な実験をしていました。

上の写真は完成見学会の時の写真です。

陽当たりの良い3階の窓を撮ったんですが、同じ窓なのに左右の色が全然違います。

右側はブルーになっています。温度は27℃くらいでしょうか。

そして左側は黄色になっています。温度は31℃くらいだと思います。

じつは、右側には外側に網戸があったんです。

つまり網戸が日射を遮蔽してくれた為、窓ガラスに近赤外線が当たらない分の輻射熱がすくなくなっていたんです。

そこで今回は、左側の窓の外側に日除けを付けてみました。

用意したのは『日本住環境』の『カンタンシェード80』。

ポリエチレン製のアルミ蒸着シートにABS製のフレームが付いていて、吸盤で窓内側に取付けるようになっています。

今回は、これを窓の外側に取付けてみました。

すだれと似たようなもんですね。

窓の内側から見ると、こんな感じです。

長さの関係で、下が少し空いています。

本来は部屋うちに取付けるものですが、敢えて外側につけてみました。

その方が遮熱性が高まりますからね。

取付けて10分くらい経った時の写真です。

前回よりは、明らかに温度が下がっています。

でも、網戸の方がだいぶ低いようです。

さらに10分くらい経過した時の写真です。

だんだん温度が下がっています。

もう少し時間が経てば、網戸と同じくらいまで下がりそうですね。

但し問題もあります。

シェードは風に弱い為、時々まくれてしまいます。

そうなると、日射遮蔽は出来ません。

実験中も何回かめくれてしまい、その都度直していました。

今回のように、道路斜線の影響で庇を付けられない場合の日射遮蔽はシェードが中心となります。

非常用侵入口に変わる窓の場合、外付シャッター・ブラインドは付けられません。

ガラスの遮蔽能力にも限界があるし・・・。

部屋うちにつければ、問題ないんですが・・・。

上の図は、外付けブラインドと内付けブラインドの遮熱効果を比較したもの。

外側でカットする方が断然効果が高いんです。

 

エアコンの温度設定は27℃、室温も27℃になっていました。

左側のガラス温度も右側と同じくらいになってくれれば、あとはフレームだけです。

こればかりはどうしようもありません。

フレームをもっと高性能タイプに変えるしかありません。

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