アレルギー対策:カビ編

湿度の高い日本で、重大なアレルゲンとなるのがカビ。

上図のようなカビの胞子を吸入することで、気管支炎や喘息・アレルギー性鼻炎や皮膚炎・結膜炎を引き起こします。

カビの多い環境に2歳まで居住すると、6~8歳時の鼻炎症状が増加するというデーターもあり、出精直後から注意が必要です。

カビの生育条件は以下の通り。

①温度20~30℃

②相対湿度70%以上で増殖。(66%以下で増殖が止まる。)

③建材やダクト内の塵・埃などが栄養源。

また、効果的なカビ対策は以下の通り。

①室内空気を清浄化し、室内の風通しを良くする。

②掃除機のダストパックやエアコンのフィルターを定期的に掃除する。

③台所や浴室の小物は、時々日光に当てる。冷蔵庫の中身も定期的に整理を。

④可能な物は煮沸消毒する。

⑤衣類や靴は汚れを落として保管する。

⑥押入・家具類などの設置時には、空気の通り道をつくる。

⑦浴室・台所は充分に換気する。

⑧観葉植物を部屋にたくさん持ち込まない。

⑨カビが発生した場合は、速やかに取り除き、年に2回は大掃除を行う。

カビが原因となって起こるアレルギーには、より重篤な疾患もあります。

近年増加している『過敏性肺炎』もその一つ。

温暖で湿度の高い地域に広がっています。

過敏性肺炎とは、生活換気用に存在する真菌胞子や細菌・異種タンパク質といった抗原物質を反復吸入することにより感作され、アレルギー反応により細気管支および肺胞領域に生じる肉芽腫性疾患の総称です。

外因性アレルギー性胞隔炎とも呼ばれ、特に症状が出やすい湿度・温度の高い夏に『急性夏型過敏性肺炎』として近年増加しているとみられています。

詳細な発症率は不明ですが、年間400~500人以上が発症していると考えられ女性の発症率は男性の2倍。患者の多くは自宅で過ごす時間の長い専業主婦となっています。

軽い乾いた咳から始まり、段々と咳が悪化。

重篤化すると発熱や呼吸困難になる恐れがあります。

夏に症状が発現し、冬になるにつれ自然と改善。また次の夏に繰り返すのが特徴です。

風邪と間違えられてしまうことも多いので、疑わしい症状があった場合は注意が必要でしょう。

発生地域は沖縄から北緯40度の秋田・岩手間。

これは原因となる真菌・トリコスポロンが温度25℃/湿度80%の環境で急速に繁殖するためと言われています。

湿った木や植物に注意が必要です。

梅雨の時期は築20年超の木造家屋においても、非常に繁殖しやすくなります。

ご用心!

ながさき健康・省エネ住宅推進協議会 発行

国立大学法人長崎大学 監修

石とかんがえる健康な家づくりVol.2

より一部抜粋させていただきました。

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