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今日は朝からエアコンの水漏れ対応です。
午前中に1件、午後に1件。
どちらもパナソニックの壁掛けエアコンでした。
原因はドレンパンにスライムと言われるカビの一種の繁殖です。
ピンクのゼリー状物質が点在していました。
これがドレンパンとドレンホースの接続部(直径5mm程度の小さな穴)に詰まってしまい、結露水が排水出来なくなってしまいます。
脚立に上り、エアコンのケースを外し、ドレンホース穴に詰まったゴミを取り除いて終了。
フィルター清掃はキチンと行っていても、ドレンパンや機械内部のファンの清掃は出来ませんからね。
下手に手を出して、壊してしまっては元も子もありません。
覗いてみると、送風機のファンにもカビがたっぷりと付着していました。
「そろそろ、クリーニングして貰った方がいいですよ。」
なんて言いつつ、帰って来ました。
カビは生育環境が整えば、胞子から発芽し菌糸を延ばします。
その菌糸は生育の基盤をしっかりと作ると、空中へ胞子を飛ばします。
カビが好む環境は相対湿度65%以上です。
住宅内にもたくさんの繁殖場所があります。
それぞれに繁殖する種類と一緒に、上図の挙げてみました。
エアコンには、クロカビ・コウジカビ・アオカビ・ススカビ・アカカビ・ユーロチウムが繁殖するようですね。
エアコンは温湿度を調節し、清浄な空気を提供することを目的にしています。
そのために、外気と還気中のカビを含んだ粒子状物質の多くをエアフィルターにより取り除きます。
その後冷却または加熱し、室内に調和された空気を供給する。
本来であれば、供給される空気は清浄な筈。
でもエアコンは使用年月が経つと、徐々に汚れてきます。
メンテナンスを適正に行わなければ、逆にカビのような微生物の温床となり、室内の汚染源となる恐れだってあるんです。
カビによる健康被害は馬鹿にできません。
肺や皮膚、耳・脳・目などに様々な悪影響を与えます。
アトピーもカビが原因だとか・・・。
フィルター清掃だけではありません。
ドレンパンや送風機には常に水分や、養分となる埃や塵が存在します。
とにかく清掃を心掛けるしかありません。
でも掃除の仕方がわからない・・・。
分かっていても難しい・・・。
もっと簡単に清掃が出来るようなしくみにすればいいのに・・・。
エアコンの清掃をする度に、そう思います。
精密機械のため、不用意に水を掛けてはいけない部分があります。
そうした部分にはカバーを掛け、濡れないようにすれば良いでしょう。
外し方がわからず、樹脂部のツメを折ってしまう・・・。
外し方の説明を貼っておけば問題ありません。
ビスや細かい部品を無くしてしまう・・・。
注意喚起をするしかありませんね。
熱交換器とドレンパンの間に手を入れられるようにするだけで、大分違うと思います。
雑巾で拭く事ができますからね。
ドレンホースを簡単に抜けるようにして、中に水を圧入できるような工具があるともっと良いと思います。
そうすれば、ドレンホースの詰まりも簡単に直せます。
エアコンは日頃のメンテナンスで快適さが大きく変わります。
いちいち専門業者に頼まなくても、カンタンにメンテナンスが出来るようにならないかなぁー。
この時期になると、毎回そう思います。
そして、メーカーに文句を言う・・・。
されど、メーカーは全く動く様子もない・・・。
来年も同じ事になるのでしょうか???
取り敢えず、あると便利なエアコンメンテナンスグッズを探してみることにしました。
早く涼しくならないかなー・・・。
と思いつつ。
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