着衣量と体感温度

『暮らし省エネマイスター公式テキスト(第4版)』というテキストが私の手元に届きました。

一般社団法人Forward to 1985 energy life が発行しています。

代表は、もちろん野池政宏氏です。

省エネに関することが、親切ていねいに書かれています。

じっくりと読み込んで、お客様へのアプローチに活かせればと思います。

本書の中にこんな図を見付けました。

この図は、それぞれの温度での体感温度が21℃になるように着衣量を計算したものなんです。

体感温度とは、人間がそのときの条件下で感じる暑さや寒さの度合いです。

同じ気温であっても湿度が高いと暑く感じ,風が強いと涼しく感じられます。

また風速が 1m/s増加するごとに体感温度は 1℃低くなるともいわれています。

例えば気温が32℃であれば、半袖のTシャツに半袖の綿パンを履き扇風機の風に当たる。

反対に15℃であれば、下着&長袖Tシャツの上に厚手のスウエットを着てフリースを羽織り、長い綿パン&ソックスを履きます。

これで体感温度はどちらも21℃になるらしい・・・。

ここで言う着衣量(ちゃくいりょう)とは着衣の熱抵抗を表していて、単位はclo(クロ)で表します。

1cloとは気温21℃、相対湿度50%、気流0.1m/sの室内で着席安静の状態にしている人が快適な熱抵抗を言います。

なおこの際の皮膚の表面温度は、約33℃なんだそうですよ。

一般的な背広は1cloで、以下こんな感じに決まっています。

裸・・・0clo

半袖シャツ&半袖スボンおよびTシャツ&ショートパンツ・・・0.3clo

長袖シャツ&長スボンおよびパジャマ・・・0.5clo

厚カーディガン・・・1.0clo

長スボン&ジャケット・・・1.0clo

パジャマ&綿入り袢纏・・・1.2clo

パジャマ&綿入りどてら・・・1.6clo

スーツ&コート・・・2.0clo

冷暖房に頼るのも良いけど、扇風機や服装で快適さを得ることも大切です。

この秋&冬は、おしゃれに省エネしてみませんか?

 

と言っておきながら・・・

FPの家のイメージキャラクターは裸&半袖パンツだし・・・。

これって0.2cloくらいでしょうか?

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