問題です。

昨日、立川市で開催された

APWフォーラム&プレゼンテーション2017

『健康な住宅を創りましょう』

というセミナーに参加してきました。

講師は首都大学東京の星旦二名誉教授。

以前にも聴いたことがありますが、独創的で大変ためになる話をしてくれる先生です。

講演の内容を少しだけ、ご紹介したいと思います。

さて問題です。

次の11問に〇×でお答えください。

①健康住宅で病気が予防できる。

②北海道は冬季死亡率が少ない。

③冬季死亡率が高いのは比較的温暖地域である。

④断熱・気密住宅は肺がんを増やした。

⑤都市部よりも田舎の方が長生きで要介護者が少ない。

⑥前向きに生きている人の方が7.5年長生きだ。

⑦夢と生きがいのある人の方が長生きだ。

⑧歯科の主治医がいる方がいない方より長生きだ。

⑨総コレストロール値が高い人(250-290mg/dl)の方が長生きだ。

⑩小太りの人(BMI24-28)の方が長生きだ。

⑪90歳まで生きると夫婦年金獲得総額は1億円になる。

いかがでしょうか?

正解は全て〇です。

①については、もはや常識になりつつあります。

厚生労働省の方々は、誰かに遠慮をしているのでしょうか?

未だに認めようとしていません。

でも『健康・省エネ住宅を推進する国民会議』の草の根活動もあってか、内閣府の方々は2年以内に全国の市町村に『冬暖かい家=健康住宅=病気にならない家』という見解を周知・徹底させるつもりでいるそうです。

いよいよ、冬暖かい家が常識になる時代になりそうですね。

②および③も当たり前になりつつあります。

寒いと思われている北海道の冬季死亡率はダントツに低く、温暖と思われている四国・九州のソレはかなり高くなっています。

④も事実なんです。

高気密・高断熱住宅の多い北海道では、肺がんによる死亡率が高くなっているそうです。

でもこれは、高い喫煙率と開放型ストーブの煙による影響なんだそうです。

高気密・高断熱住宅は省エネ・快適で健康に良いけど、換気をきちんと行わないといけません。

⑤も、なんとなくわかるような気がしませんか?

でも違うんです。

新しい家は新建材を多用しています。

つまり揮発性有機化合物(VOC)の放散濃度が高いんです。

よって、新しい家が多い都会は健康上の問題が多い。

そして全国の長生き度を比べてみるとわかりますが、病院の多い地域ほど死亡率も高くなっています。

抗生物質の多用が、人間本来の機能低下を引き起こしているのも原因のひとつと言われています。

⑥⑦は言うまでもりません。

また笑いの多い家庭は総じて長生きなんだそうですよ。

⑧も最近良く聞く話です。

健康な歯で、おいしいものをたくさん食べる。

これが長生きの秘訣です。

⑨⑩は意外に思う方も多いのではないでしょうか?

久し振りに行われた同窓会、そろそろ亡くなってしまった友人もいるのではないでしょうか。

太った方でしたか?

痩せた方でしたか?

おそらく痩せた方だと思います。

コレステロールは身体にとって大切なもの。

むやみやたらと毛嫌いしていませんか?

塩分の摂り過ぎと同様に、太り過ぎが健康を害するわけではありません。

医療従事者による公開データーを見ても、それははっきりしている事なんだそうです。

夫婦そろって90歳まで長生きすることが出来れば、年金総額は1億円になるそうです。

お金を掛けて暖かい家にすることで、夫婦そろって長生きができます。

死ぬまでの10年を入院や通院に費やし、結局早死にするNNKが良いのか。

健康で美味しいものを食べ、友人と楽しく語らい、最後の瞬間まで病院のお世話にならないPPKが良いのか。

後者を選ぶのであれば、まずは暖かい家を選びましょう。

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