例えてみました。

たまには、いつもと違った切り口で書いてみたいと思います。

浴槽を頭に思い描いてみましょう。

そうです。

お風呂の浴槽です。

檜づくりの和風浴槽でも良いし、大理石で出来た洋風浴槽でもかまいません。

当然蛇口が付いていて、ひねればお湯が出てきます。

でも、追炊き機能はついていません。

お湯が冷めれば、蛇口をひねってお湯を注がなければなりません。

3つの浴槽があります。

どれも材質やデザイン、サイズは同じです。

なみなみとお湯が張られています。

当然、浴槽に張ったお湯の冷める時間は同じですよね。

そのうち、お湯の表面と浴槽を通じて熱は逃げてしまいます。

ここで、3つの浴槽に熱が逃げない工夫をしてみましょう。

①何もしない。

②断熱性の高い風呂蓋をする。

③断熱性の高い風呂蓋をすると共に、浴槽の外側を断熱材で包む。

お湯の冷める時間は①→②→③の順で長くなります。

つまり①→②→③の順で、熱伝導率が小さくなる(断熱性が高くなる)訳です。

次に3つの浴槽にそれぞれ穴を開けてみましょう。

①の浴槽に穴は開いていません。

②の浴槽には小さな穴が開いています。

③の浴槽には大きな穴が開いています。

①の浴槽はお湯が減らないので、気持ち良く入浴することが出来ます。

でも②の浴槽は少しづつお湯が減ってしまうので、その分お湯を注がなくてはなりません。

③の浴槽では、注ぐお湯の量がより多くなります。

浴槽を温め続けるためのお湯の量は、①→②→③の順に多くなります。

つまり①→②→③の順で消費エネルギーが多いことになります。

もう気付いたことでしょう。

そう、断熱・気密の話です。

空気の持つエネルギーを浴槽の中のお湯に見立ててみました。

実際には穴の開いた浴槽なんて無いと思います。

最近は断熱浴槽や断熱風呂蓋も当たり前ですよね。

でも、穴のたくさん開いた家はたくさん存在します。

いわゆる『気密性の低い家』です。

隙間の多い家とも言います。

いくら断熱性を高くしても、気密性能が伴わなければ意味が無いことを判っていただけたでしょうか?

穴からお湯が漏れる浴槽を見て、蛇口をひねる人はまずいないと思います。

まずは穴を塞ぎますよね。

でも、家の隙間は塞ごうとしないばかりか、塞ぐのはおかしいという人がいるんです。

不思議だと思いませんか?

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