新しいフェンスシート

なんだか、はっきりしない天気ですね。

雨が降らないだけ、マシかもしれませんが・・・。

『FPの家 K邸』

仮囲いに、新しいフェンスシートを設置してきました。

フェンスシートを拡大すると、こんな感じです。

そうです。

無結露50年保証を謳ったシートです。

本当は道路に面して設置したかったのですが、通路部分はゲートを設置しているので止むを得ず隣地との境にしました。

ここならば、なんとか見ることができます。

建築確認が降り次第、建築表示板を隣に貼るつもりです。

隣地側には、ホウ酸による木材劣化対策について書かれたマンガを貼ってみました。

通りすがりの人が読んでくれればいいんですけど・・・。

日本の住宅の平均寿命は30年程度と言われています。

世界先進国のそれと比べれば、半分から1/5ほどにしかなりません。

それこそ、ローンの支払いも終わらないうちに建替えなければなりません。

その要因の中で大きな割合を占めるのが、土台や柱・梁などの構造材の腐朽やシロアリの食害です。

その発生率は、およそ3~4軒に1軒とも言われています。

せっかく耐震強度を高めても、構造体である木材が健康でなければ意味がありません。

そのために必要なのが『木材劣化対策』なんです。

我が国で一般的に行われている木材劣化対策と言えば、『合成殺虫剤』を使用したものとなります。

ホウ酸による処理は、全体の5%ほどしかないそうです。

でも、アメリカやヨーロッパでは安全で効果の高いホウ酸処理が主流なんです。

特にアメリカでは、木材に予防的に合成殺虫剤を使用することが認められていません。

木材劣化対策には、他にも方法があります。

例えば、ベイト工法。

1985年頃アメリカで登場した新しい防蟻手段です。

従来工法のように床下に薬剤を散布することなく、ベイト剤(毒餌)を用いてシロアリの習性を利用して行う方法です。

人体に影響がないのがメリットとなりますが、木材腐朽菌やカンザイシロアリには効果がありません。高価なのもデメリットとなります。

木材への加圧注入という方法もあります。

効果が長持ちするのがメリットです。

でも処理できる材が限られます。釘や構造金物へのサビなどの影響も心配されています。

木材劣化対策に求められるものは、人や環境にやさしいこと。

確実に施工でき、効果が長持ちすること。

合成殺虫剤とホウ酸を比較してみましょう。

前者のメリットは、新築時に安価であることでしょう。

でも5年ごとに再処理が必要となります。

薬剤に対する耐性が出来てしまえば、効果は無くなります。

デメリットは健康被害の恐れがあること。

詳しくはのちほど書かせていただきます。

後者のメリットは、安心・安全で効果が長持ちすることでしょう。

最長15年の保証も可能です。

もちろん、第3者保険が付与されています。

ホウ酸は自然素材です。

アメリカや西トルコで採掘されたホウ酸塩鉱物を精製されます。

植物にとってもホウ素(ホウ酸に含まれる元素)は、必須微量ミネラルです。肥料としても利用されています。

18世紀につくられたヴァイオリンの名器『ストラディバリウス』からホウ砂(ホウ酸ナトリウム)が検出されたことでも有名です。

表面に使用されているワニスの防腐剤として使用されていたそうですが、300年経過しても分解しないことがわかります。

目薬にも使われるくらい安全です。

ゴギブリに効くホウ酸ダンゴを思い出す方もいるかもしれません。

ホウ酸団子を食べたゴキブリは脱水症状を起こし、乾燥死します。ホウ酸の成分がゴキブリの消化器系に作用しているとされています。

腎臓を持つ哺乳類の場合は吸収されたホウ酸を腎臓を通して尿中に排泄されるため、少量であれば問題ありません。

合成殺虫剤の中で最も使われているのが『ネオニコチノイド系』殺虫剤です。

ミツバチがいなくなったというニュースを耳にした方も多いと思います。

その原因として挙げられているのが、ネオニコチノイド系の農薬です。

ミツバチがネオニコチノイドに低用量でも曝露すると、脳の働きが狂い、方向性を失い、巣に戻れなくなります。

だから世界各国で使用が規制されている訳です。

シロアリ予防に使われている多くの合成殺虫剤も同じ成分となっています。

ヒトへの毒性は有機リン系とほぼ同等とも言われています。

摂取されると中枢神経系や自律神経系、骨格筋に関連する様々な症状を引き起こします。

脈の異常・指の震え・発熱・腹痛・頭痛・胸痛などのほか、短期の記憶障害も起こります。

胎盤を通過するため、妊婦が摂取すれば胎児にも影響を及ぼします。

非常に毒性が強く、残留性の高いとても危険な農薬です。

弊社がホウ酸による木材劣化対策をお勧めする理由がお分かり頂けたかと思います。

FPの家 K邸では、ホウ酸による『全構造材処理』を行います。

一般的には、上図の濃い青色部分(基礎天端から1mまでの木部)にホウ酸を散布します。

対象は木材腐朽菌とヤマトシロアリ・イエシロアリになります。

さらに安全・安心を求める方には、1階全部処理をお勧めします。

対象は同じく、木材腐朽菌とヤマトシロアリ・イエシロアリになります。

アメリカカンザイシロアリが心配という方には、全構造材処理をお勧めします。

1階全部処理を行った上に、濃度を落としたホウ酸を全ての構造材に散布するんです。

家中の構造材すべてに散布する訳ですから、害のある薬剤は使えないですよね・・・。

ホウ酸は雨に弱いと言われています。

合成殺虫剤のように揮発分解することはありませんが、雨に当たると流れてしまいます。

ですから、『ホウ酸溶脱防止剤』の使用や雨養生を行うなどの対策が必要になります。

またクルクミンテスターという試薬を使ってホウ酸が充分残っていることを確認し、不足していれば再施工を行うようにしているんです。

実際の施工の様子は、この場を借りてご報告したいと思います。

なかなかダイナミックな写真になると思いますよ。

お楽しみに・・・。

隣地際には仮設電気のポールが立てられました。

引込線が道路横断をする為、架線の高さ4.0mを確保しなければなりません。

もう少し内側に建てたかったんですが、ここが限界でした。

残念ながら、まだ引込みはされていません。

東電の工事待ちとなっています。

少しづつ、工事の準備を進めています。

地盤補強は行わなくても良いようです。

基礎の着工は11月の予定です。

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