布団の中は暖かい・・・

朝晩がだいぶ寒くなってきました。

中にはお布団から出るのが億劫になっている人もいるかも知れませんね。

こんな話があります。

・・・3℃の寒さでも暖かい布団があれば眠れはするが、冷たい空気が肺に入って体温が下がりすぎる。

理想的な室温は布団から出た時1枚羽織ってちょうど良い15~18℃位・・・

朝日新聞2014年1月11日朝刊「元気のひけつ」より引用

直腸温度が35℃以下にまで下がることを『低体温症』と呼びます。

体温がここまで下がると、心臓発作や腎機能・肝機能に障害がおこり、死に至ることもあります。

高齢によって自覚の無いまま体温が下がっていくことを、『老人性低体温症』と呼びます。

高齢者は持病の服薬や自律神経障害などで寒さに対する感覚が鈍くなり、体温を保つ機能がうまく働きません。

日本救急医学会による低体温症の調査(2010年12月から3か月間)では、低体温症と診断された症例の平均年齢は70.4歳で、症例の77%は60歳以上の高齢者でした。

また、屋内での発症が屋外の3倍もありました。

家の中が寒いことで、高齢者が低体温症の危険にさらされているとしたら、とても残念で恐ろしいことです。

このような低体温症を防ぐには、室温を19℃以上に保つことが必要だと言われています。

先述の朝日新聞の記事で重要なことは、「暖かい布団があれば眠れはするが、冷たい空気が肺に入って体温が下がりすぎる」という部分です。

寝ている間ズーッと肺が冷えているかと思うと、ぞっとしませんか。

南雄三 著/もとめる断熱レベルとめざす省エネレベル/建築技術 刊より引用

こんな時には、厚手のマスクを着用して眠るのが良いそうです。

首にマフラーも良いでしょう。

若い頃には特に負担に感じていなくても、寒さは確実に身体を蝕んでいくと言います。

家の中に寒さを残さない。

出来れば、省エネに実現したいですよね。

そのための高断熱・高気密住宅です。

窓が結露でびっしょりとなる季節がやってきます。

そろそろ、真剣に考えてみませんか?

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