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凄い風ですね。
台風の影響で、今日一日は風が強いようですよ。
台風のエネルギーって凄いですよね。
台風の運動エネルギーは、水蒸気が凝結して雲粒ができる時に放出される潜熱で補われているそうです。
規模によって大きく異なりますが、平均的台風では1兆MJ(メガジュール)』とされています。
エネルギーの話をしようとすると、色々な単位が出てきますよね。
アルファベットやカタカナばかり・・・。
よく知ってる単位もあるし、初めて聞いたような単位もあります。
そんな単位を簡単に整理してみましょう。
最近、パソコン関連機器のおかげで良く耳にするのがこれでしょう。
m(メートル)やg(グラム)の前につけ、1,000倍する毎に変わります。
覚えておけば、大きな桁数の数字を把握するのに便利です。
メガ・ギガ・テラ辺りまではよく耳にしますが、ペタはほとんど耳にしません。
そして、先程登場したのがコレ!
J(ジュール)です。
ジュールという単位は全てのエネルギー量を示す単位です。
省エネルギー関係では、様々な燃料の発熱量(熱エネルギー量)として登場しています。
一方、馴染みの深いカロリー(cal)という単位は、1gの水の温度を1℃上げるのに必要な熱量を表します。
熱エネルギー量を示すジュールと、熱量を示すカロリーの換算方法は以下のようになっています。
1J≒0.239cal
1cal≒4.1868J
続いてW(ワット)です。
これも、良く耳にする単位ですよね。
1秒あたりのエネルギー量を示します。
省エネルギー関係では、1秒あたりの熱の移動量としてよく登場します。
例えば、住宅の断熱性能を表す熱損失係数や熱貫流率には『W/㎡・K』という単位が使われていますが、ここでのWがそれに当たります。
また電気製品には必ず表示されている『消費電力』として馴染み深い単位ですが、1秒あたりの電力消費量という正確な理解が必要です。
実際の電力消費量は、そのW数に使用時間としての秒数を掛けることでジュールという単位になります。
1W=1J/S(秒)
J=1W×1S(秒)
ワットと同じように馴染み深いのがKWh(キロワット時)ではないでしょうか?
電力消費量の単位で、1秒間の電力消費量が1kwである電気製品を1h(時間)使った時の電力消費量を表しています。
ここで少し混乱するのは、電力消費量が先程挙げたJという単位とKWhという2つの単位があることです。
この混乱は、次のような計算例を理解すれば解決するでしょう。
計算例/150Wの電気製品を5時間15分使用した場合の電力消費量
①Jを使って計算
5時間15分=3600秒×5時間+60秒×15分=18900秒
これに150Wを掛けると電力消費量になります。
150W×18900秒=2835000J=2.835MJ
②KWhを使って計算
150W=0.15kw
5時間15分=5.25h
電力消費量は
0.15kw×5.25h=0.7875kwh
となります。
KWhとJの換算方法は以下の通りです。
1kwh=3.6MJ
1MJ=0.278KWh
よって
0.7875KWh×3.6MJ=2.835MJ
と、①②とも同じ結果になりました。
では、先程の台風のエネルギーを換算してみましょう。
平均的な台風のエネルギー=1兆MJ=23,900,000,000kcal
チョコチップクッキー1gあたりのエネルギーは5kcalなので、4780t分のカロリーに当たります。全然ピンと来ませんね。
1兆MJ=27,800,000,000,000kwh
1kwhあたり26円で計算すれば、722,800,000,000,000円(桁が大き過ぎて計算間違っているかも・・・。)の電気代。
凄すぎて、もっとピンと来ません。
1兆MJ=1兆W×1秒ですから1400Wの電気ストーブ×1984台を1時間つけた時の消費量と同じです。
これなら、なんとなく理解できますね。
やっぱり、台風って凄いエネルギーなんですね。
これをエネルギーとして活かせればいいのに・・・。
朝からバカな話で申し訳ありませんでした。
台風の影響、たいした事ないといいですね。
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