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森を散歩すると気分がいい。
それは木から出る『フィトンチッド』と呼ばれる成分の為だと言われています。
フィトンチッドは、樹木から放散されて周囲の微生物などを殺すはたらきをもつ物質です。
1928年にソ連のトーキンが提唱したもので、樹木の香気成分であるテルペン類がこれに相当すると考えられています。
今回は、丁子油・オレンジ果皮油そして木材を使った実験から
血圧の低下
脈拍の乱れの減少
などが確認したいと思います。
丁子油は、チョウジのつぼみ・葉などを水蒸気蒸留して得られる油です。
主成分はオイゲノール。
香料・香辛料・薬料として用いられています。
クローブオイル、丁香油とも言われています。
またオレンジ果皮油はその名の通り、柑橘類の外果皮にある油です。
芳香のある成分を含み、レモン油・オレンジ油など食品の特性として重要視されています。
まずは、木の香りによる血圧の低下の様子です。
脈拍・血圧とも、丁子油・オレンジ果皮油・フィトンチッドの順に下がっているのが確認できます。
そして、木の香りによる脈拍の乱れの減少です。
こちらも、先の実験と同様の結果になっています。
そして最後の実験がこちらです。
森林浴によるストレスホルモンの減少に関する実験です。
唾液中のコルチゾール濃度を調べているようです。
コルチゾールは副腎皮質刺激ホルモンによって産生され、副腎皮質より抽出される糖質副腎皮質ホルモンです。
ヒドロコルチゾンとも言います。
脳のエネルギー源である糖の合成を促進し、脳以外で糖が使われないよう制限して血液中の血糖値を上昇させるとともに、脂肪分解作用を促進させて組織へエネルギーを供給します。
飢餓状態になれば糖新生が起こり、筋肉中のタンパク質を分解して糖を合成しエネルギーに変えたり、ストレスを感じると分泌され、交感神経を刺激して脈拍を亢進させ血圧を上昇させて運動機能を活性化します。
よってこれが減少すると言うことは、ストレスが減少していることを示しています。
森林浴って、ストレス解消に良いんですね。
ストレス社会と言われる現代だからこそ、木の持つチカラを改めて見直してみませんか?
木造住宅にする。
内装材を木質化する。
木の家具を使う。
出来ることから、やってみましょう。
posted by Asset Red
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