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昨日は、気持ち良い晴天でした。
でも、今日は生憎の曇天・・・。
やっぱり、この季節は抜けるような晴天を望んじゃいますよね。
『FPの家 K邸』
朝から根切・鋤取り工事を行っています。
根切りも鋤取りも土工事の一種です。
簡単に説明すると、以下のようになります。
根切りとは基礎や地下構造物を作るため、地盤面より下の土を掘ること。
根伐りと書くこともあります。
また、根切りをしたあとの底(水平面)を根切り底と言います。
そして鋤取りとは表土などを薄く取り除くこと。
基礎が土地と接する場所である床付け面を平らにする事を目的に、スコップや鋤などを使って余分な土を薄くすくい取って均します。
必ずしも表土に限らず、一定の浅さになるように根伐りのあとの土を鋤き取ることも言います。
今回の基礎断面は、こんな感じになっています。
地耐力を確認し、建物の荷重を算出。
許容応力度計算によって求められた基礎形状と配筋になります。
外周部立上り(一般部)です。荷重により形状および配筋が異なる部分もあります。
内部立上り(一般部)です。
大きな部屋の間仕切り部などは、次のように形状や配筋が異なる場合もあります。
いづれにしても、図中『▼GL』と書かれたラインより下側の土を根切り、鋤取るのが今日の作業と言う訳です。
今回の建設地は道路を挟んで中学校、そしてそのの隣が小学校という環境です。
ですから前面道路はスクールゾーンに指定されていて、朝7時30分~9時00分までは進入禁止になっています。
基礎業者の皆さんは、7時30分前に現場に到着。
その後、朝食を済ませて8時00分から作業をスタートしたようです。
朝9時に現場に到着した時には、既にダンプカーは場外搬出する残土が積まれていました。
この後残土処分場に運搬し、処分してもらいます。
近場の処分場の処分費は、少し割高のようですね。
少し余計に走っても、いつもの処分場に運んだ方が安上がりなんだそうです。
9時ちょうどに出発したダンプカーを尻目に、敷地内では作業が続けられていました。
先日書かれたチョークライン。
この線の内側を根切り、鋤取ります。
ユンボで大まかに根切り
鋤とか鍬という道具を使って、鋤取り深さを調整します。
すぐ傍にはオートレベルが据え付けられていて、受光部を2個取り付けた棒を地面に当てながら土のレベルを確認していました。
下の写真は受光部の取り付けられた棒です。
この棒の下端を地面に当てることで、レベルがわかります。
上の受光部は外周部根切底、そして下の受光部は内部根切底用になっています。
ユンボは力強く、土を鋤取ってくれます。
でも、微調整が効きません。
掘った部分を平らにし、土を削ったり盛ったりするのは、やはり人の手になります。
作業は休業日を挟み、月曜日の午前中までかかると思われます。
月曜日の夕方には、捨てコンの打設が出来るでしょう。
posted by Asset Red
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