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今日も良い天気でしたね。
『FPの家 K邸』
無事、捨てコンの打設完了しました。
朝、リフォーム現場にて乗り込み立ち会いを済ませて現場に着くと、砕石地業は既に完了していました。
ランマーによる転圧もしっかりとなされていて、ガッチリと締まった状態を確認。
防湿シートの敷き込みに移りました。
ロール状の防湿シートを地業の上に掛け渡します。
巾1.8mのポリエチレンシートを重ね巾100mmを確保しつつ、敷き込みます。
繫ぎ目は、テープでしっかり貼り付けます。
防湿シート完了です。
基礎の下の湿気が床下に侵入する事を防ぐために施工するのが防湿シートです。
厚さ200mmの耐圧盤の下に敷き込む事で、さらなる防湿効果が期待できます。
ちなみに厚さ0.1mmのポリエチレンシートの透湿抵抗は300、そして厚さ100mmのコンクリートの透湿抵抗は70(単位は㎡・h・mmHg/g)となっています。
透湿抵抗とは材料内の湿気(水蒸気)移動のしにくさを表わす係数。湿気伝導抵抗とも言います。
数値が小さいほど水蒸気を通しやすいことを意味します。
コンクリートと言えば、湿気を通しにくいイメージありますよね。
でも意外と、そうでもないようです。
生コン車が来るのを待っている間に、地面の湿気で防湿シートはすっかり曇ってしまいました。
地面の湿気って、結構すごいんですね。
ようやく、生コン車が来ました。
敷地延長部分の巾、ぎりぎりいっぱいです。
注意して車を入れてもらいました。
もちろん、小型の生コン車にしてあります。
だって、前面道路が積載量が3トン未満の車しか通れない道ですから・・・。
隣地の排水桝があるため、慎重にバックしてもらいます。
ギリギリセーフ!
運転手さん、さすがです。
さあ!いよいよ、捨コンの打設を行います。
捨てコンとは、地業後に基礎や型枠の墨出し・型枠・鉄筋の受け台として設けるもの。
最近は、これを省略する工務店も多いようですね。
でも、地業は必ずしも平坦に施工されているわけではありません。
砕石自体、凸凹ですしね。
鉄筋のかぶり厚は建物の耐久性に最も影響を及ぼす要因となります。
捨てコンがないとスペーサが安定せず、部分的にかぶり厚さが不足する場合もあります。
また捨てコンがあれば、鉄筋や型枠の位置を直接書き記すことで間違いを無くすことができます。
打設厚さは50mmにしています。
コンクリートではありますが、扱い上は地業となります。
道板を流し、一輪車が通れるようにしました。
一輪車に生コンを入れてもらい
エッチラ、オッチラ運びます。
目的の場所に着いたら、一輪車をひっくり返してコンクリートを流します。
根切の深い部分からコンクリートを流し、平らに均していきます。
均し終えたところで、ちょうど1台目のコンクリートが底をついてしまいました。
2台目のコンクリートを注文する前に、必要量を測ることにしました。
面積を当たり厚さ50mmを掛けて算出すると、残りのコンクリートは1.35㎥となりました。
小型車の場合、満載で1.50㎥です。
途中の刻みは0.25㎥ですから、1.25もしくは1.5㎥になります。
少し余ることになるけど、1.50㎥頼みました。勿体ない・・・。
30分ほど待ち、生コン車が到着すると作業を再開です。
大きなアルミトンボを上手に使い、浅い部分のコンクリートを均していきます。
捨てコン打設、無事完了。
使った道具をきれいに洗い、現場の片付けをして今日の作業は完了です。
陽当たりの良い場所は汗ばむくらいなのに、そうでない場所はけっこう寒いですね。
もう11月ですから仕方ないのかな・・・。
明日は、朝から墨出しおよび型枠の設置を行う予定です。
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