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今日の練馬・板橋は薄曇り。
今年一番の冷え込みなんだそうです。
北海道では、既に雪が積もっているとか。
まだまだ、寒くなるんだろうな~。
『FPの家 S邸』
朝一番、耐圧盤の上に基礎の墨を出しました。
基礎の周りに設置した遣り方貫の墨同志に水糸を張り渡し、x軸とY軸の交点に下げ振りを掛け、耐圧盤に印を付けます。
下げ振りとは写真のように鉛直を調べる道具の事。
糸の一端に逆円錐形で重さ 0.2~1kgのおもりをつけてあります。
ある点を同一鉛直線上に移すときや、壁や柱などの建入れ (鉛直) の良否を調べるのに用います。
水糸の交点を耐圧盤上に移したら、印と印を直線で結びます。
ここでは、墨壺を使います。
墨壺とは直線を引くのに用いる大工道具のこと。
糸車に巻いた墨糸を、墨を含ませた綿の中を通して引き出し、墨糸の端の小さな錐を刺してまっすぐに張り、糸を指で弾いて墨線を引きます。
写真は基礎の通り芯です。
弊社の場合、基礎の巾は180mmですから、この線の内外にそれぞれ90mm離れた線を引けば型枠の内側墨になります。
この線に合わせて、写真のように巾止め金具を設置しコンクリート釘で留め付けます。
耐圧盤に引かれた墨を頼りに巾止め金具を留め付ける職人さん。
別の職人さんはアンカーボルトの据え付けを行っています。
基礎の上に据え付けられたオートレベル。
くるくると発光部が回っています。
鉄筋にアンカーボルトを仮付けし、受光部を当てながら取付高さをチェックします。
今回使用しているアンカーボルトは3種類。
通常のA40(M-12)と言われるアンカーボルト(右側)と、柱脚金物用のA70(M-16)と言われるアンカーボルト(左側)、そして引抜荷重が大きい場合の異形アンカーボルトです。
異形アンカーボルトはコンクリートの付着面積が大きく引き抜き耐力が抜群です。
基礎と土台、基礎と引き寄せ金物の接合に使用しますが、通常のアンカーボルトに比べて埋め込み長さが短くすむため、施工が容易となります。
これらを基礎伏図の通りに設置します。
アンカーボルトの据付・巾止め金具の留付を行っている間に、設備屋さんも給排水管用の先行スリーブを設置します。
これらの作業が終わり次第、鋼製型枠を巾止め金具の爪の間に嵌め込みます。
型枠設置は、明日いっぱいかかる予定です。
そして水曜日。
朝から立上り部分のコンクリートを打設します。
またしても、テルテル坊主にお願いをしなければなりません。
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