エコキュート交換

築14年、弊社OBのお宅のエコキュートの調子が悪くなりました。

ご主人がメーカーにメンテナンスを依頼したところ、「部品が無いので修理が出来ない。」との事。

結局、エコキュートの交換を行うことになりました。

こちらのお宅は、間口4.5m×奥行16.8m(76㎡)の敷地に建つ延床面積36.5坪の3階建てです。

隣地境界線との空きは左右とも45cm。

後ろが90cm。

前に駐車スペースを確保する為、5.4mほど確保しています。

薄型300リットルのエコキュートを設置しているのは、後ろの90cmのスペースです。

ここに、エアコンの室外機×2台とエコキュートの貯湯タンク、そしてヒートポンプが所狭しと配置されている訳です。

貯湯タンク及びヒートポンプを運ぶルートがありません。

どうやら以前は、後ろの敷地が駐車場になっていたようですね。

駐車場を通って設置した模様です。

でも、既に建売住宅が建っていて、境界フェンスギリギリに給湯器が設置されていました。

玄関ドアを開けると、真っ直ぐ廊下が洗面所まで続きます。

洗面所のドアを開けると、正面には勝手口ドアもあります。

勝手口ドアの窓枠の内側寸法は500mm、エコキュートの巾は480mmです。

ここから出し入れするしかありません。

設備業者×2人と私、ご主人にも手伝っていただき運ぶことにしました。

前日の夜、入浴後に湧湯を停止してタンク内にお湯が張られないようにしました。

そして当日の朝、タンク内に残ったお湯を捨てます。

まずは、古いエコキュートを分解しました。

カバーを外し、基盤や銅管を取り除き、断熱材を撤去します。

直径30cm位のステンレス製タンク×2個をばらして、道路に停めたトラックの荷台に運びます。

そして、いよいよ新しいエコキュートの搬入です。

梱包を解き、下に固定されたパレットを取り除きます。

本体と窓枠内側のクリアランスはわずか2cmしかありません。

ぶつけて傷をつけないように慎重に運びました。

建物とフェンスまでの距離は80cmです。

ここに長さ1200mm×480mm×高さ1800mmの重い箱を出し、90度回転し、基礎の上に設置します。

声を掛けあいながら、時間をかけて行いました。

無事配置完了。

給排水・給湯・追炊き配管を接続し、電源を繋ぎ、試運転を行うのに1日掛かりでした。

無事交換が終わって良かった・・・。

エコキュートはガス給湯器に比べて省エネです。

でも設置スペースが必要だし、交換時の手間も掛かります。

配置計画に当たっては、交換時の事も考えることが重要です。

もっと、小さく分割出来るタイプがあってもいいのになぁー。と思います。

 

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