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今にも雨が降りそうな練馬・板橋。
降らないで欲しいなぁー・・・。
『FPの家 K邸』
3階部分の屋根下地が完了しました。
38mm×139mm(2×6材)の屋根タルキを455mm間隔に配置し、その上に厚さ12mmの構造用合板を野地板として張っています。
中央のスリットは換気棟の為の開口です。
後日、この上に換気棟が取り付けられます。
小屋裏に溜まった暑気を排出するための重要な施工です。
早速、板金屋さんに来て戴き下葺き材を敷き込んで戴きました。
これで、雨が降っても大丈夫です。
写真は桁に屋根タルキを留め、ひねり金物を取付けた様子を撮ったものとなります。
当該建物は天井断熱です。
外気に接する天井にセルロースファイバーを400mm吹込みます。
でも、母屋下がりの部分や軒桁部分は充分な吹込み厚さを確保出来ません。
そこで、この部分に『FP遮断パネル』を充填しました。
厚さ105mmの硬質ウレタンフォームの熱貫流率は0.024W/㎡・Kです。
セルロースファイバー25Kの熱貫流率は0.040W/㎡・Kですから、セルロースファイバー17.5cm分に相当します。
天井ボードの裏から梁上端までの距離はおよそ23cmですから、合計40.5cmになります。
これで充分です。
4辺に木枠がついているため、タルキにしっかりと固定する事が出来ます。
他の発泡プラスチック系断熱材のように、地震の揺れや、経年変化で断熱材が脱落する心配もありません。
遮断パネルを横から見たところ。
そして下から見たところ。
パネルのフレームが緑色になっているのは、ホウ酸が塗られている為。
今回は、パネル工場にティンボアPCO液を納品戴きました。
そして、それを水槽に入れ、フレーム用のスギ材をドブ漬けしてもらいました。
この後パネル表面にティンボアPCO液を散布して貰ったら、屋根タルキとパネルの繋ぎ目に気密テープを貼ります。
外気に接する床にも、ESパネルを充填しました。
4辺に木枠のついた、厚さ105mmの硬質ウレタンフォームです。
フレームには、遮断パネル同様にティンボアPCOが塗ってあります。
こちらも後日ティンボアPCOを塗り、気密テープを貼ります。
当該建物は、将来に備えてホームエレベータースペースを確保しています。
当分の間は1・2・3階とも収納として利用しますが、その時が来たら簡単に工事が出来るように工夫しました。
例えば、エレベーターピット用の床は基礎断熱にする予定です。
さらに、その上に床断熱をするので勿体ない気もしますが後で変更するのは大変です。
理由を説明して、ご理解いただきました。
また、この部分には防水施工も行います。
型枠用の巾止金物を撤去し、打継部・立上り・底板を全て防水します。
これで床下浸水があってもエレベーター用のモーターが濡れる事を防ぐことが出来ます。
エレベーター設置時に行う事も出来るけど、臭いが気になりますよね。
土台上の白い粉は、散布したホウ酸が結晶化してもの。
所々に粉を吹いていました。
雨が降っても良いように、ブルーシートで雨養生も行いました。
降らない方がいんですけど・・・。
posted by Asset Red
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