blog
今日の練馬・板橋は快晴です。
でも、かなり寒い・・・。
久し振りに空気線図を見てみましょう。
気温11.9℃、相対湿度34.4%(絶対湿度3g/㎏DA)、不快指数は55.1、風速0m/S。
ミスナールの計算式によれば体感温度は13.8℃となっています。
天気予報は1月初旬位の寒さと言うけど、それほどでもないような・・・。
『FPの家 K邸』
現場では、大工さんが構造金物の取付を行っています。
ホールダウン金物やホールドコーナープレートなど、構造計算に基づいた引抜強度に見合った金物をメーカーの定める方法で取付けなければなりません。
屋根の上に上がると空の青さが目に痛いようですね。
そうそう、今回の断熱仕様はいつもと若干異なります。
もちろん充填断熱なんですが、床断熱をいつも以上に強化しているんです。
いつもの床断熱仕様は、厚さ88mm+構造用合板12mmのFP床パネル(熱抵抗は3.74)となります。
でも今回は、その下に厚さ100mmのウッドファイバーを付加することで合計熱抵抗を6.24にしました。
高性能グラスウール16Kであれば234mmに相当します。
これで、足裏温度の低下を気にすることも無い筈・・・。
快適な生活が送れると思います。
ウッドファイバーとは、環境先進国ドイツで開発された断熱材です。
北海道産の針葉樹を原料に国内で作られています。
ホルムアルデヒドやVOCを含んでいません。
間伐木や林地残材を無駄なく活用し、かつ石油燃料に依存しない省エネ生産を実現しています。
熱容量が大きく、調湿性も高いのが特長です。
そのウッドファイバーが届いたようです。
あれれ、台車で運んでいます。
どうやら、大型トラックで運んで来たようですね。
3t規制の道路の為、進入出来なかったようです。(2tロングにしてね、と言っておいたのに・・・。)
距離にして100m程度だし、軽い荷物ですから2往復くらい問題無いという判断のようです。
こんな断熱材です。
チクチクしないし、電動丸鋸で切断出来るのも魅力のひとつです。
こんなラベルが貼られていました。
さすが木製品、『防蟻処理済』と書かれています。
これを土台-大引間に充填します。
メーカーマニュアルによれば、根太の下に透湿防水シートを断熱材受けとして施工するように書かれています。
断熱材の中の水蒸気は通すけど、床下からの水は通さない。
風を通さず、断熱性を低下させる事もない。
断熱材受けと防風シートを兼ねるとは、良いアイデアだと思いました。
その為のシートも納品済みです。
室内側に防湿シート施工が必要ですが、FP床パネル+アルミテープによる気密施工で問題ありません。
今回の主暖房は天井裏に設置した温水パイプです。
熱源は電気ヒートポンプとなります。
温水の輻射熱で1・2階を暖める為、換気システムも熱交換タイプの第1種換気にしました。
廃熱ロスを少なくするのが狙いです。
そして、夏は換気システムの給気を冷水で冷やし除湿します。
冷暖房の不足分はエアコンで補う設計になっていますが、極力風のある冷暖房は少なくしたい・・・。
その為に床の断熱性能をより高めたかったんですよね。
当然、外壁の断熱性能も高めています。
そのお話はいずれさせてもらう積りです。
しかし、天気が悪かったらどうする積りだったんだろう?
雨の中、台車で2往復する積りだったのかな・・・。
断熱材濡らしたりしたら、只で済ませないのに。
posted by Asset Red
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分