木材劣化対策2

今日の練馬・板橋は、うって変わって寒い一日でした。

『FPの家 K邸』

午後から、木材劣化対策工事としてホウ酸による全構造材処理に入ってもらいました。

まずは外壁合板『ハイベストウッド』です。

耐水性が高い分、ホウ酸水溶液の吸い込みが悪いそうです。

その分、大量のホウ酸を散布する必要があるとの事。

昨日と異なり、コンプレッサー式の噴霧器を使っていました。

超小型のコンプレッサーで、騒音もメチャメチャ小さいようですね。

近隣からのクレームも無さそうです。

1・2・3階に分けて積まれたハイベストウッドの山に、3階から噴霧を始めました。

小口縦→小口横→表

脇に立て掛けて

小口縦→小口横→裏

これを枚数分繰り返します。

作業中の施工士の方に色々と聞いてみました。

「ダイライトやモイスの方が良いの?」

「鉱物系のパネルには、ホウ酸は塗りません。」

「でも、木質系の方が信頼感あるんだよね。」

「鉱物系は釘を打ち損ねると、鉄砲のように釘飛んで来ますしね・・・。」

「過去に怖い思いしています・・・。」

「ハイベストウッドには、防蟻処理済のパネルもあるんだけど、そっちはどうなの?」

「木質系パネルであれば、防蟻処理の有無に関わらずホウ酸処理をします。」

そうなんだ・・・。

ハイベストウッドが終わったら、間柱及び半柱の束をばらして噴霧します。

これらも、各階に分けて置いてあります。

こちらは手動の噴霧器でした。

1枚1枚、小口・小端・表・裏を塗って脇に積んでいきます。

この作業を合計3階分行って、作業完了です。

ようやく、全構造材処理完了です。

これで、大工工事を再開出来ます。

まずは構造金物の取付です。

そして筋違の取付、その後FPパネルを施工する予定です。

天気が続くと良いなぁー。

施工士の皆さん、お疲れさまでした。

そうそう、事務所に『劣化対策アドバイザー』の認定書が届いていました。

ナント、認定番号000001番

JBTA(一社 日本ホウ酸処理協会)が気を使ってくれたようです。

ありがとうございます。

これで、晴れて『アメリカカンザイシロアリ7年保証』も行うことが出来ます。

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