外壁合板を張りはじめました。

ありがたい話です。

以前にリフォームを行った方よりリフォームの相談を受けたり、突然リフォーム希望の方が飛び込んできたり・・・。

朝からバタバタの一日でした。

『FPの家 K邸』

FP壁パネルの施工も粗方終わり、外壁合板の張り方が始まりました。

パネルと躯体の接合部には、アルミテープが貼られています。

パネルの木枠と躯体を留めたネジ穴モ、ひとつひとつ丁寧に塞ぎます。

 

躯体同志の接合部や構造金物の穴廻りにも同様の処理を行いました。

もちろん、外壁合板が張られる面の金物廻りに吹かれたウレタンにもアルミテープが貼られています。

以前のブログにも書きましたが、今回採用したのは『ハイベストウッド』というMDF。

表面には、壁倍率によって使用する釘の仕様が異なることを明記しています。

今回の設計では壁倍率4.0倍となっていますから、いつものN50ではなくCN65を使わなくてはいけません。

釘頭を見ると、『65』と書いてあるのでチェックは簡単です。

こちらは頭に『50』と書かれたN50釘です。

壁倍率が不必要な部分への留め付けに使っています。

どちらもこんなロール状になっています。

また、こんな表記もあります。

ハイベストウッド同志の間隔は2~3mm確保しなければなりません。

ちなみに釘の間隔も決められています。

外周は100mm間隔、中通りは200mm間隔。

緑のラインが50mm間隔で印刷されているので、これを目安にして留め付けます。

また壁倍率の不要な部分を留め付ける場合には、外周部・中通りとも200mm間隔で留め付けています。

ハイベストウッドを採用した理由は、透湿抵抗の低さでした。

今回の外壁構成で結露の有無を確認してみました。

外気温度を-5℃/湿度30%とし、室内温度を25℃/湿度50%にしてあります。

表の右端にある『部材間相対湿度』が95%でNGとなります。

判定は

結露の心配はありませんでした。

同じ条件で、ハイベストウッドを針葉樹合板に変えてみたのが上表です。

断熱材と外壁合板の間の湿度が97.31%となり、NGになってしまいました。

このような外気温度・室内温度&湿度なんて、早々あるとは思えませんがNGの判定が出ると不安ですよね。

室温を20℃に下げる、もしくは湿度を40%に下げることで95%以下に下がることは確認しました。

やはり、透湿抵抗の低い外壁合板を使うメリットは大きいですね。

 

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