今日と明日はアセットフォーの定休日。
今年もあと12日、やらなければならない事が山積みです。
休んでいる場合じゃないんだけどなぁー・・・。
今回は断熱材について書かれた文章を紹介したいと思います。
一口に断熱材と言っても、その種類は非常に多い。
しかしほとんどの断熱材の働きはみな同じ。
それは『小さなセル』にできるだけ『たくさんの空気(ガス)』を閉じ込めること。
何度も書いてきたように、断熱のためには
伝導
対流
放射
の3つのルートを遮断する必要がある。
断熱材で重要になる『伝導』のカットは、断熱材に詰め込まれた『空気』の仕事。
静止した空気は、大抵の物質よりもはるかに熱を伝えにくい。
熱伝導率ラムダ(λ)は0.022であり、断熱材の基材であるガラス(λ=0.8程度)や樹脂(λ=0.2程度)よりはるかに小さい。
つまり熱伝導を抑えるためには、なるべく『熱伝導率が低い基材』を選び、その基材を空気で目一杯『膨らませる』ことが効果的ということになる。
なお、空気よりも熱伝導率の小さいフロンガス(λ=0.011)を用いた断熱材も以前は見られたが、オゾン層保護のために現在はより環境負荷の小さいガスに変わっている。
肝心なのは、空気(ガス)の動きをいかに封じ込めるか、である。
動かない空気は最良の断熱材だが、フラフラ動いてしまっては対流による熱移動が発生してしまい元の木阿弥。
そこで断熱材は出来るだけ細かい空隙(セル)を内部に設けて、空気の分子をがっちり閉じ込めている。
繊維系ではより細い繊維と密度の向上、樹脂系では発泡の微細化が有効になる。
どなたが書いたものか、もうおわかりですよね。
そう、東大の前准教授が書いた本
『エコハウスのウソ/増補改訂版』
日経BP社 刊
から、一部を抜粋・複写させていただいています。
自宅と事務所にそれぞれ置いていて、事ある毎に読んでいる一冊です。
いつ読んでも、新しい気づきを与えてくれます。
単に歳のせいで、忘れっぽいのかな?
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posted by Hoppy Red
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