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年末・年始休暇が明けた土日は、弊社OB宅を5件訪ねることになりました。
築8年目のお宅、築21年目のお宅が2件、築3年目のお宅、そして築15年目のお宅です。
うち1件は昨年から予定に入っていた定期巡回サービスでした。
残りは休み中に起こった不具合の修理依頼・・・。
一番の重症はエコキュートのお湯漏れでしょうか。
ヒートポンプと貯湯タンクを結ぶハイブリット管からの漏水で、お湯が使えなかったそうです。
電話を戴いて、すぐメーカー・設備業者に手配を行い、なんとか夕方までに修理を行うことができました。
残りのお宅は全て建具絡みの不具合でした。
①玄関ドアの閉まりが遅い。
②トイレ片引き戸の滑りが悪く開閉がきつい。
③室内ドアのドアレバーの調子が悪くなった。
④玄関ドアのカギが固くて開け閉めが大変。
⑤室内ドアの建付けが悪くなった。
①については、その場で調整させていただきました。
やってみると、意外に簡単ですよ。皆さんも是非お試しください。
脚立とプラスドライバーがあれば、調整することができます。
調整できるのは、上図左にある3つの区間です。
第1速度区間・・・第1速度調整ねじにて早くしたり遅くしたり出来ます。
第2速度区間・・・第2速度調整ねじにて早くしたり遅くしたり出来ます。
ラッチング区間・・・第3速度調整ねじにて早くしたり遅くしたり出来ます。
大抵の場合は、ラッチング区間のスピードを調整すれば問題は解決します。
②については、大抵の場合戸車の中にペットの毛や綿ホコリが詰まっていたり、Y字レールにゴミが詰まっているのが原因です。
この場合は、詰まったゴミを撤去すれば直ります。
今回の場合は、戸車の出が少なくなり床に擦れていました。
戸先についている調整ネジを回して解決です。
③については、経年劣化の場合がほとんどです。
築17年を超えたお宅から、時々電話を戴きます。
写真のチューブラ錠の中の部品が割れていたり、すり減っているのが原因です。
この場合は、同じチューブラ錠を取り寄せ交換しなければなりません。
残念ながら品番が明記されているケースはほぼゼロの為、その都度部品の寸法を測り、該当する品番を探すことになります。
当時の建具メーカーがまだ健在ならば、メーカーに代替部品を頼むことも出来ます。
無くなってしまいそうなメーカーの製品は使わない方がいいですね。
今回は全て特定できたので、注文することができました。
④については、今のところメーカーのメンテナンス部隊に依頼しています。
錠内部にカスが詰まっていたり、部品が摩耗していたり・・・。
シリンダー交換するケースも多いです。
最近のカギって、昔のカギに比べて不具合が多いですよね。
複雑なメカニズムだから仕方ないのかな・・・?
⑤は、その場で簡単に調整出来ます。
最近の建具は3次元調整できる丁番を採用しているので、6角レンチと+ドライバーがあればすぐ直せます。
たまに、建具自体が反っていて調整しきれない場合もありますけど・・・。
「いつも、すいませんねー。」
「助かります。」
「いえいえ、また何かあったら電話ください。」
いつもの締めの言葉ですが、今回は少しだけ違いました。
「ついでに外壁も見てくれないかな。」
さすがに築21年目です。
陽当たりがそれほど良くないお宅なので、目地切れやサイディングのチョーキングは発生していません。
でも、シーリングは硬化していて細かいひびがあちこちに見受けられます。
「そろそろ、塗り替えのタイミングだと思いますよ。」
「最近、色々な業者が来るんだよね。」
「2・3日考えてから電話するよ。」
「ええ、お待ちしています。」
弊社では、特にこうした営業は行っていません。
声を掛けて戴ければ、それに対応するスタンスでやってきました。
でも外装に関しては期間を決め、アナウンスくらいはすべきかもしれません。
メンテナンスを怠っていると、余計な工事費が嵩む場合だってあるんですから。
posted by Asset Red
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分