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雨上がりの朝。
喉の弱い私にとっては、救いの雨になりました。
このところの乾いた空気のせいで、喉が痛くてかないません。
のど飴の舐め過ぎで、益々体重が増えそう・・・。
今朝はまあまあの湿度でしたね。
外気温11.9℃
相対湿度59.8%
びっくりする位、喉の調子が良いんです。
ちなみに朝一番の弊社事務所の温熱環境は以下の通り。
室温13.6℃
相対湿度48.4%
相変わらず、健康とはほど遠い環境です。
輻射パネルヒーター×1台を連続稼働しているのですが、あまりの断熱性能の悪さに効果が出ていません。
(設置しているショールームはまあまあ快適なんですが・・・。)
でも、湿度は思ったほど悪くありません。
ご存知のように、快適湿度の目安は40~60%。(快適範囲に入っています。やったー!)
弊社では2か所あるトイレを含めて、個別換気扇×4台を利用して必要時に換気を行っています。
当然、休業時は稼働していません。
室内外の気圧差はほぼゼロになっている筈。
RC造の建物ですからそれなりに気密性能は確保されている筈ですが、換気扇にはシャッターがついていないし、大きな開口部もそれほど高い気密性能を持っているとも思えない・・・。
室内外の空気中の水蒸気移動は、何の支障もなく行われていることでしょう。
だからこのままにしておけば、室温上昇に伴い室内湿度はどんどん下がっていくことになります。
水蒸気は湿度の高い方から低い方に移動します。
そして、相対湿度は空気中に含むことのできる水蒸気量に対する現在の水蒸気量の割合を示します。
空気中に含むことの出来る水蒸気量(飽和水蒸気量)は、温度が高いほど多くなる。
この後の事務所内空気の変化を想定してみます。
①外気に含まれる水蒸気(湿気)は、湿度の低い室内に移動し室内の相対湿度を高めます。(やったー!)
②でもエアコンを稼働した為、室温は徐々に高くなっています。(こうしているうちにすでに17.3℃まで上がって来ました。)
③室温が高くなれば、飽和水蒸気量は多くなります。
④同じ水蒸気量であれば、相対湿度は下がることになります。(すでに37.6%まで下がってしまいました。残念・・・)
⑤結局『過乾燥』状態となり、私の喉はカラカラ、声はガラガラ・・・。のど飴を買ってこなければなりません。
もちろん加湿器も稼働しているんですが・・・。
「エアコンによる暖房を行うと、空気が乾く。」
と言う人がいます。
でもそれはエアコンのせいではありません。
空気を暖めれば、相対湿度が下がる(空気が乾く)のは当たり前。
もっとも、燃焼型暖房器(FF式を除く石油・ガス・灯油ヒーター等)を使っていれば話は別です。
なぜなら、それらの機器は燃焼時に大量の水蒸気を放出するから。
この水蒸気が室内空気にうるおいを与え、お肌をしっとりと保ってくれます。
喉にも優しいんですよね。
でも、注意も必要です。
大量の水蒸気は表面結露を発生します。
窓ガラスが曇ったり、タンスの裏にカビが生えたり・・・。
もしかしたら、壁の中の断熱材を腐らせているかもしれません。
くれぐれも、湿度管理にご配慮ください。
快適と健康、そして建物の安全。
湿度コントロールはとても重要です。
でも、大変難しい・・・。
だからこそ、高断熱・高気密&計画換気の出来る家(設置された家ではありません。)が一番だと思います。
posted by Asset Red
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