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今朝は寒かったですね。
私は電車通勤です。
自動車通勤だと、寄り道して一杯なんてことも出来ませんから・・・。
自宅から最寄りの駅(2路線のうち、乗継の良い方の駅)までの15分程度が自転車に乗る時間。
駅近くの自転車置場を借りて、そこに預けて電車に乗ります。
往復で30分程度の運動ですが、少しでも運動不足が解消すれば良いのですが・・・。
でも、このところ故障が多くて困っています。
ベアリングの割れ、スポーク折れ、パンク、ペダル破損等々・・・。
昨夜自転車置場に行ってみると前輪がパンクしていました。
2日前に、前輪のベアリング交換をしたばかりなのに・・・。
修理の際に、店の方に聞いてみました。
「自転車の寿命ってどの位なんですか?」
「自転車の置かれている環境にもよりますが、5~8年といったところでしょうか。」
「ママチャリのような比較的安価なタイプだと5年。高級なタイプでも8~10年が限界だと思います。」
「えっ!」
私の自転車は16年目です。
かなりくたびれていて、至る所にサビが浮いています。
道理で故障が多い訳だ・・・。
充分高級タイプの自転車だと思います。
でも16年も使えれば、充分元を取ってますね。
故障するたびに修理代と自転車の買い替えを比較するようになりました。
買った方が安いかな?
まだまだいけるかな?
でも、今回は店の方に言われてしまいました。
「夏まではもたないと思います。じきに故障しますよ。」
もう、パーツの交換では対応できない部分があるそうです。
でも、安い自転車と高い自転車の寿命がそんなに違うとは思いませんでした。
単にデザインとか機能の違いだと思っていたのに・・・。
耐久性の高い部品を選んで使っていたり、部品交換をすることで寿命を延ばせるような設計がされているようですね。
こういう所は住宅と似ているのかもしれません。
メカメカ住宅はそうでもないかも?
築6年目の我が家は、今のところ順調です。
特に不具合もなく、省エネ・快適に暮らせています。
当時、仕様を決めるにあたっては『自分で出来るメンテナンス』を時々行う事を前提にしました。
玄関ドアを木製とし、自然塗料を塗る。
玄関前の手作り枕木や庭の手作りフェンスも同様です。
玄関庇の腕木や破風板も敢えて木製とし、定期的に塗り替えるつもりです。
それは面倒でもありますが、我が家に対する愛着を育てる事にも繋がると思っています。
話は少しずれますが、こんな事を考えてみました。
日本の木造住宅の寿命は26年と言われています。
そして、木造住宅の一番の敵は木材劣化なんだそうです。
シロアリ・木材腐朽菌が木部を浸食することのないようにするには、不要な水分を近づけない事。
もちろん、内部結露や漏水は厳禁です。
外壁廻りの傷みにも注意を払わなければなりません。
仮に2000万円で買ったローコスト住宅があったとしましょう。
10年目と20年目で外壁と屋根の塗り替えを行います。併せて400万円。
20年目には設備の更新も必要ですよね、お風呂・台所・トイレ・洗面化粧台。併せて400万円位でしょうか?
内装や空調設備の交換も必要になるでしょう。
そして26年目に建替えが必要となります。
解体費として100万円、そして新築費用に2500万円、転居費用も必要です。半年の家賃も含めれば70万円位でしょうか?
この家で24年を過ごすと、同じような費用が掛かります。
50年間の合計は、6170万円。
長寿命の家を仮に3000万円で買っていれば、少なくても解体費の100万円と新築費用の2500万円、そして転居費用の70万円も必要ありません。
10・20・30・40年目の塗り替え費用800万円、設備更新400万円、締めて4200万円。1970万円も安くつくことになります。
省エネ住宅であれば、光熱費が下がった分がさらにお得です。
自転車の修理費と買い替えの比較をするのと同様に、こうした比較を行っていれば、『ローコストの家を買って結局損をする』なんて事も無い筈なんですが・・・。
念のため書かせていただきます。
ローコスト=短寿命と言うことではありません。
でも価格を下げるために、建物の寿命を短くする危険性を残したままの住宅があるとすればNGだと思いますよ。
朝から、思いつくまま書かせていただきました。
posted by Asset Red
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