こんな話を耳にしました。
「外に花が咲いているから、見てきたらどう?」
「綺麗な赤い花だったよ。」
よく耳にする会話ですよね。
では、こんな会話があったとしたらどうでしょうか?
「鏡を見た方がいいよ。」
「フレームのデザインがステキな鏡だね。」
えっ
なんか違うような気がしませんか?
たぶん顔に何かが付いているとか、髪が跳ねていることを理解して欲しくて鏡を見て欲しかったんだと思います。
日本語って、深いですよね。
「あの家、見ておいた方がいいよ。」
と言われたら、あなたは何を見ますか?
外観デザインの好み
インテリアの好み
間取りが使いやすいかどうか
設備の利便性
室内の明るさ
こんなところでしょうか。
仕上がり具合を見る方もいると思います。
周辺環境や駅からの距離など不動産の価値を見る方もいるでしょう。
暖かさ・涼しさ
空気の質
省エネ性
これらに関しては、サーモ画像や各種試験結果・HEMSなどの計測機器を利用した『見える化』がなされていない限り見る事は出来ません。
もちろん体感する事は可能ですが。
長期に渡る耐久性・耐朽性などに至っては、残念ながら見ることが出来ないと思います。
ただ、作り手のいうことを信じるしかない。
見る機会があれば、建築途中の現場を見ることをお勧めします。
断熱施工
気密施工
木材劣化対策はもちろん
換気ダクト配管
空調配管
水道配管
音対策
湿度対策
蓄熱対策等々。
見るべき事はたくさんあります。
整理整頓されているか
資材を無駄に使っていないか
環境や近隣への配慮ができているか
を確認するのも良いと思います。
完成してからでは、見ることの出来ないものがたくさんあります。
直接触ったり、臭いをかいでみたり。
隠れてしまう部分を見ることができます。
本日、構造現場見学会を開催しています。
東京都文京区に建つ、木造3階建て専用住宅です。
完全予約性になっているため、事前にお知らせください。
劣化対策アドバイザーが、シロアリ・木材腐朽菌・食害昆虫の対策を説明させていただきます。