足元や窓辺が冷える・・・。
ドンドン暖房すると、顔がほてり頭がボーっとしてくる。
こんな経験ありませんか?
暖房器具をフル稼働させても、家の断熱性能が低いと冷たい空気が足元に溜まり温度ムラができてしまいます。
温度ムラが出来る原因は断熱性能が悪いから・・・。
サーモカメラで部屋の写真を撮ってみると、寒いところは青くなります。
2つの写真の部屋は同じようにエアコンで暖房しているんですが、断熱性能の低い部屋は足元が寒く頭部の高さは暖かくなっています。
一方断熱性能の高い部屋は足元も頭部も同じような温度を保っています。
暖房しても寒い気がする理由は大きく分けて2つあります。
①空気温度を高めようとしても、対流で暖かい空気は上に上がり冷たい空気は下に留まるから。
②冷えた床・壁・天井や窓からの放射で熱を奪われてしまうから。
そう、家自体が冷えているからいけないんです。
暖房や冷房で室内の空気を適温に調節しても、空気の対流や建物からの熱の影響(放射)によって『体感温度』は不快と感じてしまう。
体感温度を高めるためには、床・壁・天井および窓の断熱性能を高めるしかありません。
また、隙間を無くすことも重要です。
隙間があれば、暖かく軽い空気は天井付近の隙間から逃げてしまいます。
そして床付近の隙間から冷たい空気が侵入し、床付近の温度を下げてしまう。
寒い室温を高めようとエアコンの設定温度を上げれば、吹き出し温度は高くなり、益々天井付近に上がってしまいます。
でも隙間からの冷気侵入や床・壁・天井および窓からの冷放射がなければ、エアコンの吹き出し温度も低くて済みます。
こうなれば空気の上昇は穏やかになり、上下温度差も少なくなるでしょう。
顔がほてったり、頭がボーっとすることもなくなります。
もちろん、足元や窓付近がスースーすることもありません。
当然消費電力も少なくなって、経済的!
寒い季節だからこそわかる、住まいの断熱性。
省エネで健康・快適な暮らしを考えるのであれば、やっぱり高断熱・高気密住宅ではないでしょうか?