バタバタした一日でした。

今日の練馬・板橋は幾分か暖かったようです。
ラジオ曰く、平年並みとか・・・。
道理で寒いとは思いませんでした。
『FPの家 M邸』
朝からバタバタしていました。
これも、雪&寒波の影響です。
写真は先日のもの、まだ基礎の周りには遣り方が残っています。
これを土曜日に撤去しました。
撤去する前にしなければならないのが『墨出し』です。
遣り方に書かれた基礎の墨を、水糸や下げ振りを使って基礎天端に写します。

そして今朝一番に型枠を外しました。
その後、基礎の周りに客土を埋め戻し基礎工事完了です。
午後一番、土台・大引・構造金物が納品されます。
早速、土台敷き開始です。
基礎天端に標した土台墨同志を墨で結び、土台の乗る位置をマーキングします。
あとは、この上に土台を敷くだけ・・・。
今回の土台および大引きも『国産檜の芯持ち材』を採用しました。
ちゃんと樹芯が見えるでしょ。
でも、一部に別の土台も採用しています。
コレです。
米松の加圧注入材。
構造材の安全性を確認する為に『許容応力度計算』を行ったところ、柱の荷重の大きい部分があり、檜の土台では柱がめり込んでしまうことが判明しました。
そこで、よりめり込み強度の大きい米松材を採用した訳です。
米松はヒバ同様、樹径が大きく芯持ち材を取るのが非常に難しい材です。
市場に出回っているもののほとんどが、芯去り材(樹芯のない辺材)になっています。
上表のように芯持ち材以外(辺材)はシロアリの食害に対する耐性が低いため、防腐・防蟻処理が必要となります。
特に米松は芯持ち材であっても、耐蟻性が小さい材です。
現場処理だけでは不安が残ります。
やはり加圧注入材を採用すべきですよね。
檜・米松を問わず、木材劣化対策としてホウ酸処理は行います。
でも、土台の裏は後からでは充分塗布することが出来ません。
だから弊社では、土台敷きのタイミングで土台裏にホウ酸を塗布するようにしています。
もちろん、基礎と土台の間には『基礎パッキン』を敷いています。
これにより土台裏はもちろん基礎内の通風・換気を適切に行い、床下の環境をシロアリや腐朽菌の生育に適さない環境にしています。
写真は土台を基礎の上に仮置きし、アンカーボルトの位置を確認している様子です。
アンカーボルトの位置を土台に標したら、土台に穴を明けます。
プレカット加工された土台です。
いつ見ても、きれいですよね。

土台を基礎の上に敷き、アンカーボルトを締めていきます。
間もなく、土台敷き完了です。
本当にバタバタした1日でした。
明日は、先行足場の架設と上棟材の荷受けを行います。
上棟日は明後日の予定です。
明日は寒くなるようですね・・・。
 

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