赤身の秘密

今日はアセットフォーの定休日。

飛び石連休の最終日(連休とは思っていませんが・・・。)となります。

そう言えば、バレンタインデーなんですね・・・。

私には関係ありませんが

今日は久々の『木育』の話です。

杉板を化粧材として採用する場合があります。

杉材には赤身と白身がある事をご存知でしょうか。

辺材(へんざい)と心材(しんざい)

心材=赤身

辺材=白身

その両方があるものを源平と言います。

どれを好むかは、それぞれの好みだと思います。

でも、こと耐久性となると、赤身の方が断然凄いんです。

つまり、腐朽やシロアリに強いということ。

何故だと思いますか?

木は何十年もの間、何十メートルもある自身の体を支えながら生き続けます。

しかし全ての細胞が活動していては、根から水分を吸収することが出来ないんだそうです。

そこで、ある程度の年数が経つと細胞(心材)は生命活動を停止し、眠りにつきます。

でも生命活動を停止し眠りについてしまうと、シロアリや他の害虫のエサになってしまいます。

そのため心材には、予め自分を守るための成分を蓄えてあるんです。

伐採されてからも、その部分にはシロアリたちに負けない成分が残り、腐朽菌やシロアリに対して強い部分となります。

この成分は香りを発する事から『芳香物質』とも言われています。

樹木が発散する芳香物質=フィトンチッド

ロシア語で、フィトンは植物。

チッドは殺すという意味なんだそうです。

その殺菌効果と防腐効果で、植物に絶えず侵入しようとする有害微生物や有害昆虫から身を守るために、自身が作り上げた物質です。

針葉樹のそれは、広葉樹の6倍にもなるとか・・・。

凄い仕組みだと思いませんか。

外部に使うのであれば、断然赤身だと思います。

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posted by Hoppy Red

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