地震に強い壁

今日は『天使のささやきの日』。

ご存知でしたか?

私は全く知りませんでした。

そもそも、天使のささやきって何?

天使の囁きとは、空気中の水蒸気が凍ってできるダイヤモンドダストのことなんだそうです。

あー、ダイヤモンドダストね・・・。

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ダイヤモンドダストとは、大気中の水蒸気が昇華してできた『ごく小さな氷の結晶』が降ること。

よく晴れた朝など、気温が氷点下10℃以下の状態のときに発生します。

写真のように幻想的な自然現象です。

北海道幌加内町の「天使の囁きを聴く会」により、1994年のこの日に制定されたそうです。

でも、何故?

1978年のこの日、幌加内町母子里の北大演習林で氷点下41.2℃という最低気温が記録されたかららしい・・・。

でも気象庁の公式記録の対象から外れていたため、1902年1月25日に旭川市で記録された氷点下41.0℃が公式の日本最低気温となっているようです。

気温マイナス41.0℃では、空に向かってぶちまけた沸騰したお湯が雪になって落ちてくるとか・・・。

想像できないですよね。

練馬・板橋で見られる事は無いだろうなぁー。

『FPの家 M邸』

スゥエーデン生まれ、北海道育ちの断熱パネルが今日も施工されています。

そう、『FP壁パネル』の事。

木枠に囲まれた硬質ウレタンフォームパネルです。

一般的な断熱材と違い、耐震性も期待できます。

例えば、こんな表示がついたパネルがあります。

イラストのように、筋違が入ったパネルなんです。

矢印の方向に100mm×45mmの片筋違が入っている事を示しています。

襷掛け筋違も可能です。

パネル表面に貼られたクラフト紙を剥いでみると、筋違を見ることができます。

ここに筋違プレートを取付ければ、壁倍率2.0の耐力壁になる訳です。

でもこのパネル、機械にかけて壊してみるとそれ以上の耐力を示すんですよね。

それもその筈、以前に受けた評定では壁倍率2.0の壁が3.4倍の耐力を有することになっていました。

そして昨年の4月に国交省による認定を受けたパネルは、筋違が入っていないのにも関わらず壁倍率2.1になっています。

筋違の入った断熱パネルも強いけど、筋違の入っていない壁も強いなんて・・・。

FPパネルって凄いと思いませんか?

でも、パネルが凄ければ安心という訳でも無いんです。

構造計算により柱脚金物や柱頭金物を取付けなければいけない場合もあります。

例えば上の写真

欠き込んだ部分に現場発泡ウレタンを充填する事で、断熱・気密性能を維持することが可能です。

写真のような場合も同様です。

もちろん平らに切削した後、アルミ気密テープを貼らなければなりません。

写真のように外回りの梁を貫通している構造金物の場合は

こんな風に処理します。

座彫をし、そこにウレタンを充填。

平らに切削し

アルミ気密テープを貼って完了です。

こうした施工を怠れば、外気温で金物が冷たくなってしまいます。

冷たくなった金物は室内の温度で結露するかもしれません。

内部結露は木を腐らせ、シロアリを呼び寄せます。

どんなにパネル自体の強度が高くても、木材腐朽菌やシロアリの被害にあってしまえば本来の強度は期待できませんよね。

こうした断熱・気密施工を徹底し、内部結露を無くさなければ『本当に地震に強い家』にはなりません。

地震に強い家は、内部結露を防ぐことの出来る家だと思います。

 

 posted by Asset Red

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