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朝のうち降っていた雨もようやく止みました。
天気予報によれば、日曜日の天気も芳しくない様子。
せっかくの見学会なのに・・・。
これも日頃の行いが良くないからなんでしょうか?反省・・・。
『FPの家 K邸』
モルタルの中塗り完了から1週間以上の養生を取り、只今仕上げ塗りの真っ最中です。
そう言えば、使っているモルタルをご紹介していませんでしたね。
遅ればせながら・・・。
ベースモルタルBという製品を採用しました。
今回もコレを中塗りの上に塗重ねます。
出隅定規の左側が乾いた中塗り、右側が塗ったばかりの上塗りです。
ここで登場するのが、写真の白い巻物。
何だと思いますか?
答えは『ジルコネット』です。
ジルコネットとは、優れた耐アルカリ性と高い引張強度を持つ高ジルコニア耐アルカリガラス繊維です。
格子状の連続繊維なのでモルタルに馴染みやすく、ひび割れの発生しやすい表面に埋め込む事が出来ます。
またハサミで簡単に切れるので施工も容易なようですね。
えっ、これをどう使うのか?ですって。
ちょっと待ってください。
下の写真にある白いネットがジルコニアネットです。
このネットを仕上げ直前のモルタル表面に張り付け
その上をコテで押えるんです。
表面に網目が出ない程度に仕上げれば完了です。
これを張ることで、モルタルのクラックを防止する事が出来ます。
モルタル=クラック
だから、仕上げの塗り材は伸縮性のあるものを使わなければならない!
なんて常識は、もう通用しません。
時代と共に、良い製品が出来てくれるので本当に助かります。
それこそ昔は、クラックが怖くてサイディングを勧めていましたからねー。
モルタルの場合、養生期間の分施工時間が余計に掛かるとか、骨材やモルタルの置き場が必要だとか、施工中の近隣への配慮が必要という問題は相変わらずありますが、サイディングのように廃盤がないのが大きなメリットですよね。
もしも築後5年目に、外壁の一部を貼り換えなければならない事態になった時、同じサイディングは入手出来ないかも?
別の柄のサイディングに張り替えるしかない・・・なんて事も。
モルタルであれば、メーカーや商品が違っても色やパターンを合わせる事は可能です。
超長期住宅を目指すなら、こういった点も考慮に入れるべきだと思います。
そうそう最近は聞かなくなりましたが、模造ダイヤ『キュービックジルコニヤ』とジルコネットは似たような組成らしいですよ・・・。
宝石をモルタルに埋めるなんて贅沢だと思いませんか?
ちなみに巾1.0m×50.0m(4.0㎏/巻)のロール一本の定価は3.0万円(税別)なんだそうです。
高いのか、安いのか、よくわからない金額ですね・・・。
今日で作業は完了します。
この後、再び養生期間を経て仕上げの『スイス漆喰』を塗ります。
施工予定は来月の5~8日となります。
そして翌々日の10日に撥水処理材を塗布します。
天気が続くことを願うばかりです。
内部造作も進んでいます。
ようやく、1~2階の階段取付が完了しました。
普段使っている松材と比べて、踏み板のオーク材が硬くて加工が大変だったようですね。
床材といい、階段材といい、いつもとは違う仕上がりが期待出来そうで楽しみです。
posted by Asset Red
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