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『FPの家 M邸』
構造現場見学会、無事終了しました。
従来の見学会とは異なり、少し早目のタイミングで開催しました。
いつも同じ内容では、飽きてしまい足が遠のく方もいるかも知れない・・・。
試行錯誤の繰り返しです。
今回の見学会、ご来場戴いた皆様にはどう受け止められるのか・・・。
イマイチの天気だし、建設地も実績の少ないエリアだし、不安なスタートでした。
しかし寒かったですね-。
外に石油ストーブ、中に電気ストーブ(600W)を設置して臨みましたが・・・。
それでは見学会の様子を簡単に書かせていただきます。
せっかくの木質玄関ドアなのに、養生用段ボールの為に全く見せることができないのでこんなシートを3種類作成して玄関ドアに貼ってみました。
そして帰りがけのお客様にさりげなくアピール!
このドアの良さ、もっと沢山の方にご理解いただきたいんですけど・・・。
会場はこんな感じでした。
登り梁と吹抜け、南側に並ぶ大開口サッシ。
奥に見えるのは、見学者と弊社スタッフです。
1階リビングから吹抜けを見上げると、こんな感じです。
屋根構面の強度を上げるためにタルキ間隔を通常の半分(227.5mm)にした為、断熱材をキューワンボード100mmにしました。
気密テープ貼りも若干残してあります。
気密施工の必要性(重要性)をじっくりと話すこともできました。
窓の事
弊社の施工事例等々・・・。
また、FPコーポレーションスタッフによる『ウレタン迷路』を2回行いました。
ウレタン迷路とは、ウレタンの原料である2液を混ぜ合せ、現場でウレタンを発泡させ、写真の下側から上に上がって上部の穴からニョロニョロ吹出す様子を見てもらうイベントです。
1度目は失敗!
温度が低すぎたのか、湿度が低すぎたのか?
反応不足で発泡が途中で止まってしまいました。
2度目は、ほぼ成功!
写真は2回目の結果です。
でも、これも発砲不足でした。
原料のポリオール&シソシアネートの配合は同じでも、温度や湿度の影響で発泡具合は異なります。
2液をペットボトルに入れ、攪拌し、迷路の注ぎ口に入れるだけの作業ではありますが、攪拌の具合を間違えると失敗します。
攪拌が過ぎれば発泡過多で、上部の穴から噴水のようにウレタンが吹きだします。
足りなければ、今回のようになります。
工場でつくるウレタンパネルは、温度・湿度管理の行き届いた環境で30tという荷重を掛けながら理想的なウレタンを発泡させることが可能です。
独立気泡を維持することが出来、透湿抵抗の高いパネルの秘密はここにあります。
でも現場で発泡させるウレタンは、その配合や温度・湿度管理を現場の職人に委ねるしかありません。
このイベントをやる度に、その難しさを痛感します。
今回は、その辺りのこともお話させていただきました。
そして、もうひとつのイベントが『壁ドン!体験』
会場にウレタン掛矢を用意し、壁のFPパネルを1枚だけ未施工のまま残しておきます。
これをご来場いただいた皆様に叩いて入れてもらおうという企画です。
柱間の寸法とパネルの寸法は、わずか2mmしか違いません。
もちろんパネルの方が小さいんですが、小口にはスポンジが貼ってあるので、その厚さを含めるとパネルの方が大きくなってしまいます。
梁-床寸法に至っては±0mmです。
まさに1mmの隙間もありません。
これを嵌め込む訳ですから、簡単にはいきません。
パネルが少しでも傾こうものなら、叩いても入らなくなります。
少しづつバランス良く叩くのがコツとなります。
掛矢が、また重いんです・・・。
パネルと構造躯体の密着度(一体感)をご理解いただけるイベントです。
どちらのイベントも、皆様の受けが良いんです。
でも、コレばかりやっていては飽きられてしまいます。
新しいイベントを考えなければなりません・・・。
どなたか、ヒントくれませんか・・・。
来場者こそ、それほど多くはありませんでした。
でも和気あいあいと、あっと言う間に過ぎてしまった1日でした。
大成功ですね。
会場を快く貸していただいたM様
終日、ご協力いただいたFPコーポレーションのM様
そして、ご来場いただいた見学者の皆様
本当にありがとうございました。
posted by Asset Red
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