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暖かいのは良いんですが、風が少し強すぎますね。
練馬って、意外と畑が多いんです。
埃が立っていけません。
今日も、朝からバタバタです。
一番で弊社OB宅まで定期点検に行ってきました。
築5年の木造2階建て住宅、もちろんFPの家です。
ポストの蓋についた伸縮式ステーが曲がってしまい、開閉がスムーズにいかない。
網戸を掃除しようと外したけど、取付け方がわからない。
樹脂サッシの戸先に付いているキャップを破損してしまった。
等々、色々な相談がありました。
ステーに関しては、一旦取外し曲がりを矯正。シリコンスプレーを掛けてみました。
「これで、しばらく様子を見てください。」
「もし改善していなければ、部品を交換しましょう。」
網戸は、外したものを預かり早速取付ました。
その後、取付方法のレクチャーを行いましたが、次回はご自分でやってくれるのかどうか・・・。
取外し方と取付け方は、以下の通りです。
まずは、取外し方。
そして、取付け方です。
網を破ってしまいそうで少し怖いですが、大丈夫!
兎に角やってみましょう。案ずるよりも産むが易しです。
すぐに慣れると思います。
戸先のキャップは、部品を発注します。
届き次第、交換すれば大丈夫。
サッシの開閉時に、枠と戸先の間に硬い物でも置いてあったんでしょうね。
障子を引いた際に、挟んでしまい破損したんだと思います。
びっくりするような話が、ご主人の口から出ました。
「先日畳の表替えをした際に、床と敷居の間からの隙間風を感じた。」
「えっ」
気密測定もしているし、その時のC値は0.3㎠/㎡でした。
そんな隙間がある筈ない・・・。
「畳、上げさせてもらって良いでしょうか?」
「えー、どうぞ。」
早速、車に戻り必要な道具を持ってきました。
畳を上げ、レンジフードの風量を最大にし、問題の個所に手を当ててみると確かにスースーします。
覗いてみると、アルミテープが剥がされています。
もしかして、畳の表替えの際に剥がしたのかな?
真実はわかりません。
でも、必要な場所に必要なテープが貼られていませんでした。
状況を説明し、アルミテープによる気密処理を行いました。
もちろん、隙間風は無くなりました。
弊社では床断熱を採用しています。
その施工方法は以下の通り。
①厚さ88mmの硬質ウレタンフォームと厚さ12mmの構造用合板が一体となったFP床パネルを隙間なく土台及び大引きの上に並べます。
②床パネル相互のジョイントと、床パネルと壁パネルの取合いや柱との取合い部にアルミ気密テープを貼ります。
③床仕上げがフローリングであれば、この上にフローリングを留め付けます。
④床仕上げが畳であれば、床パネルの上に畳を敷くだけです。
フローリング仕上げであれば、床パネルに貼った気密テープを剥がすことは出来ません。
でも、畳であれば畳を上げてしまえば剥がすことは簡単です。
気密テープの重要性が判っていない人であれば、剥がしてしまう可能性を否定する事はできません。
畳を敷き込む際に、下地合板の不陸を嫌い新聞紙や畳表の切れ端を敷くケースがあります。
これを敷き藁といいますが、ほんの少しの不陸でさえも嫌がる職人は存在します。
気密テープは薄いテープですが、重なり部分はそれなりの厚さとなります。
剥がしちゃったのかな?
今後は、念のため『アルミテープ剥がすな!』の注意書きを床パネルに書いておいた方が良さそうですね。
薄いベニヤを重ね貼りすることも検討すべきかな・・・。
でも、隙間風に気づいたOBも凄いですよね。
レンジフードを強モードにしてる筈ないし、24時間換気だってたいした風量が出ている訳ではありません。
発見してくれて良かったんですけど・・・。
OB宅訪問、色々あるけどやっぱり楽しいですよね。
posted by Asset Red
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