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練馬・板橋の天気が荒れて来ました。
気温20.5℃ちなみに湿球温度は17.8℃となっています。
相対湿度77.2%(絶対湿度11.6g/㎏DA)
風速はなんと1.2m/S
春の嵐ですね。
雨も降り始めました。
一雨ごとに暖かくなると言いますが、明日は寒くなるようですよ・・・。
『FPの家 K邸』
久し振りに小屋裏を覗いてみました。
3階廊下の天井にあるのが『断熱・気密点検口』。
ここから小屋裏に上がることが出来ます。
と言っても、もうしばらくすればホウ酸の粉末を撒く『ダスティング』やセルロースファイバー繊維を吹き込む『ブローイング』が行われ、上に上がるのも困難になってしまいます。
もちろん、その時は覗いてみるつもりですが・・・。
そう言えば、点検口の中蓋をお見せしましたっけ?
念のため、見てもらいます。(以前にも見て戴いたかもしれませんが・・・。)
外蓋には小さいネジがついています。
これにマイナスドライバーを挿し込み、回すと外蓋が開きます。
明けると、白いEPS製の蓋が見えます。
真ん中の大きなツマミを回すと、中蓋が下に落ちるようになっています。
下側の中蓋です。
写真は中蓋を外した状態を撮りました。
真ん中の黒い丸はパッキンです。
上下2段の中蓋の間で、気密性を高める役目をしています。
上の中蓋は、上に上げなければなりません。
上側の中蓋です。
併せて厚さ350mm、熱貫流率は0.17W/㎡・K。
まあまあの性能だと思います。
中蓋を上に上げたところを撮りました。
高さ350mmの断熱堰板が見えるでしょうか?
天井裏に吹込まれたセルロースファイバー繊維が零れないように立上りが設けられている訳です。
でも弊社の吹込みは40cmです。
吹込んだ断熱材は経年で沈降します。
その分を見越して多めに吹きますから、その分ベニヤで作った堰板をさらに立ち上げなければなりません。
天井裏の写真を撮ってみました。
中央にあるグレーの線は電気配線です。
天井野縁の下に見えるオレンジ色は『防湿・気密シート』。
その下に天井ボードが張られています。
電気配線が天井野縁を貫通している部分には、発泡ウレタンが吹き付けられているのも見えます。
勾配屋根の為、軒先に近づくほど天井から屋根面までの距離が小さくなります。
当然、40cmのブローイングなんて出来ません。
そのままでは、この部分の断熱性能は低くなり『断熱弱部』となってしまいます。
そこで、屋根垂木間に厚さ105mmの硬質ウレタンフォームパネルを充填し、これを補っている訳です。
写真上のパネルがFP遮断パネルです。
厚さ105mmでセルロースファイバー175mm分に相当しますから、この下にブローイングすれば断熱弱部になる心配もありません。
ブローイングが終わると、梁は全て見えなくなってしまいます。
グレー色のセルロースファイバーの中から小屋束がニョキッと生えていて、その上に母屋が横たわっている。
そんな風景が見られる筈・・・。
ダスティングは私自身初体験です。
白いホウ酸が撒かれ、小屋裏一面が真っ白になるそうです。
どんな絵になるのか・・・。
楽しみにしていてください。
posted by Asset Red
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