雨水の侵入口

3月10日、砂糖の日。

甘党ではない私にとっては、最もどうでも良い日かもしれません。

今日の練馬・板橋は晴れています。

久し振りの太陽です。

でも、残念ながら気温はそれほど高くありません。

『FPの家 M邸』

電気配線および換気・空調配管もようやく終わりが見えてきました。

今日は外壁廻りの止水処理の様子をご報告したいと思います。

写真は、外壁を貫通する幹線およびCD管を撮ったもの。

線および管の周りに吹かれた現場発泡ウレタンが見えるでしょうか?

外側から見ると、こんな感じです。

幹線部分を撮ってみました。

将来幹線の交換が必要になった際に必要最小限の手間で出来るようにCD管の中を通しています。

管の廻りのグレー色はシリコンシーリングです。

ここで用意するのは日本住環境㈱の『ゴームパッキン』と言う製品。

真ん中に穴の開いた5cm角のゴムシートです。

これを幹線およびCD管に通します。

透湿防水シートにぴったりとくっ付け、廻りを防水テープで固定します。

この時使うのは、剥離紙タイプの防水テープです。

下→左右→上の順番で張り上げます。

施工が難しいCD管の周りにもゴムが密着し、防水&気密性能をしっかりと確保してくれる優れものです。

ここまで『しっかりとした施工』をしても、忘れてはならない事が残っています。

それはCD管と幹線の間にある隙間です。

この隙間を埋めなければ、せっかく気密施工をしてもここから空気がもれてしまいます。

幹線同様、LAN配線やアンテナ配線もCD管の中を通すことが多いので、この隙間対策が重要です。

中にウレタンやシーリング剤を充填すれば、線の交換が出来ないし・・・。

ビニールテープによるテーピングしか出来ないのが物足りないですね。

外壁を貫通する電気配線の処理はこんな感じです。

線よりも大きな穴を明けて電線を通します。

穴にウレタンガンのノズルを突っ込み、奥から手前に引き出しながら充填します。

発泡・硬化すると写真のようになります。

室内側は先程の幹線と同じです。

膨らんだ余分なウレタンを切削します。

防水テープを、シワや気泡の出来ないように丁寧に貼ります。

これで完了です。

バルコニーの腰壁と外壁の取合い部は、こんな風にします。

透湿防水シートを張り、腰壁上端に防水テープを増し貼りします。

ここで用意するのも日本住環境㈱の『シールドコーナー』という製品。

成形品の為、ピンホールを完全に無くすことが可能です。

二つの部材を組み合わせて使います。

その上に防水テープを貼って完了です。

そして最後は、外壁を貫通するパイプ周りの処理です。

自然給気口やエアコンスリーブがこれに当たります。

写真は内側から撮ったもの。

管よりも大きく開けた穴に管を挿し込み、廻りにウレタンを充填します。

外からみると、こんな感じです。

ここで用意するのが日本住環境㈱の『ドームパッキン』です。

穴にパイプを通します。

管径よりも穴が小さいので、丁寧に入れないと破けてしまいます。

廻りに防水テープを貼れば完了です。

下→左右→上の順で貼るのは、防水テープの常識です。

今回は試供品も試してみました。

㈱キムラのオリジナル品です。

カタログには載っていませんね・・・。

シートの裏がシールになっていて、裏紙を剥がせば簡単に付きます。

管の廻りに当たる部分もシールになっていますが、この部分の裏紙は剥がしません。

剥がしてしまうと、管にくっ付いてしまい作業がしにくいですから・・・。

シートを透湿防水シートに押し付けたら、穴から出ている耳を引っ張れば簡単に裏紙は剥がれます。

管の廻りにシールを張れば完了です。

作業性がバツグンにいいですね。

止水性も高いと思います。

でも、価格が高い・・・。

採用は見送りかな?

電気配線&換気・空調配管の完了を待って、残りの止水処理を行います。

しばらくは天気が続きそうです。

外回りの作業を進めなくちゃ

 

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