杉・スギ・すぎ

今日の練馬・板橋は曇後雨。

気温も冬に逆戻り、寒いです・・・。

それでも、現場付近で桜の花を見つけました。

大丈夫花見のシーズンには、まだ早いですよ。

『FPの家 M邸』

現場は杉・スギ・すぎ・・・。

とにかく杉がいっぱい。

有り過ぎです。

しかも、全て栃木県産のスギばかり・・・。

だってお施主様が宇都宮在住、そして設計事務所も宇都宮なんですもの。

『多摩産材の杉』を使うことも多い弊社ですが、たまにはいいですよね。(さっきからダジャレばかりでスイマセン。)

さて、実際のスギを見て戴きましょう。

軒天に貼る、厚さ30mmの杉板です。

軒裏を不燃構造にするためには、30mmの厚さが必要なんだとか・・・。

凄いボリュームですよね。

もちろん、腐朽菌に強い赤身だけを選んでもらいました。

こんな木目をしています。

これを軒裏に貼ります。

こんな感じです。

南側の掃出し窓は、冬の日差しを採り入れるためにめい一杯高い位置に取付けてあります。

だから、写真のようにサッシフレームのすぐ上に軒天が仕上がる設計になっています。

余計な小壁が無い分、スッキリとしていて恰好良いですよね。(その分、つくるのが大変ですが・・・。)

午前中で半分くらい貼り上がりました。

ベランダ上

ウッドデッキ上

そして玄関の上

3か所ある軒天、全て貼りあがればいいんですけど・・・。

そう言えば、柱も国産スギの集成材でした。

こちらの産地は不明ですが・・・。

協和木材のHPを確認してみると本社所在地・工場所在地の記載しかありませんでしたが、八溝山(阿武隈山系)の里山が山地のようですね。

残念!栃木産じゃなかった・・・。

窓廻りの施工も一部行っています。

窓廻りにウレタンを充填し、この後アルミテープで気密施工。

下端を膳板とし、3方はクロス巻き込み仕様になっています。

そのため、従来の窓枠の代わりにランバーコアを用いました。

天井と窓上端の納まりのバッチリ、きれいに納まっています。

膳板にはタモ材を使用。

先端をしゃくって、見付け部分を小さく見せています。

今回の2階床の階上音対策は、厚さ12.5mmの石膏ボード貼りとしました。

この上に床材を貼ります。

床材はもちろん、栃木産の杉です。

軟らかい木のため、足触りの良さや温もりがバツグンです。

おまけに圧密加工が施されているため、表面が浮づくりでキズが目立ちにくく凹みにくいのが特長です。

早く貼り上がりをおみせしたい

玄関框もスギにしました。

軟らかい木なので、傷が心配ですがこれだけ大きい断面ならば削ってもいいですよね。

玄関土間部分の断熱処理も完了です。

銀色の断熱材は硬質ウレタンフォームです。

気密処理だって、しっかりと行っています。

日曜日に行う『気密性能測定』の準備もバッチリです。

 

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