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久し振りに青空がのぞける今日の練馬・板橋。
気温も高く、長袖の作業服では汗ばむ位の陽気です。
『FPの家 K邸』
ようやく足場を撤去しました。
写真は撤去中の様子を撮ったもの。
外側に張られた青いメッシュシートが撤去され、足場越しに外観が見えます。
大きな建物ですが、足場撤去は2人で行っています。
手慣れたもんですね、どんどん足場が無くなっていきます。
足場撤去後の写真です。
青空に白いスイス漆喰が映えています。
アクセントタイルも良い感じでしょ?
そして
『FPの家 M邸』
こちらの現場は、今日からラス網の施工が始まっています。
今回採用したのは藤川建材工業の『ラスモルⅡノンクラック通気工法』。
防水シートから仕上げまで一貫した工法として開発された木造下地用外壁塗り壁システム工法で、自由度の高い設計が可能なモルタル壁による外壁通気工法です。
ラスモルⅡ
アリスグラスファイバーネット
フジカワ通気ラス
の組み合わせにより、面材不要ながらモルタルのクラックを大幅に低減できるのが特長です。
もちろん、防火構造・準耐火構造の認定も取得しています。
そもそも外壁通気工法とは、外装材と断熱材の間に通気層を設ける工法を言います。
通気層により壁内から発生する湿気を常時排出し、腐食や錆から躯体を守り建物の耐久性を大きく向上させます。
また2重壁構造により防水性能を向上させます。
またラスモルⅡとは、通気工法用に開発された木造住宅用軽量既調合モルタルで、従来品のラスモルをさらに改良したもの。
高強度
低吸水
高耐久
を図っています。
アリスグラスファイバーファイバーネットについては、後日紹介させていただきましょう。
まずは、ラス網についてです。
現場に立て掛けられたラス網を撮ってみました。
フジカワ通気ラスと言います。
これを施工する前に、3つの工程を経なければなりません。
①土台水切の上に設置された防虫ベンツ(虫や小動物等が通気層に侵入しないようにする通気部材)の上に左官定規を取付けます。
②455mm間隔で取付けられた縦胴縁の間に『補助胴縁』を取付けます。
拡大してみました。樹脂製です。
裏面が接着層になっていて、簡単に取り付けることが出来ます。
そもそもラス網は、455mm間隔に取付けられた縦胴縁に留め付けます。
従来の工法では、胴縁間でラス網が撓んでしまったり、ラス網の裏側に回ったモルタルが通気層を塞いでしまう事もありました。
でもこれを取付ける事で、胴縁の間の空間を確保する事が可能となり通気層の効果を確実にすることができます。
③縦胴縁及び補助胴縁に透湿防水シートを留め付けます。
このシートには2つの役割があります。
③-1 モルタルが通気層側に大きく孕まないようにする。
③-2 雨水の侵入を防ぐ。
その貼り方は、透湿防水シートと同じです。
この上に、ラス網が張られます。
こんな感じで、只今施工の真っ最中・・・。
木造住宅においては、地震発生の際に外壁が剥落すると火災の延焼で生命や財産の損害につながります。
また大きなひび割れが入ることで美観が損なわれてしまいます。
つまり、剥落・ひび割れ防止は、外壁の重要な性能の一つになる訳です。
posted by Asset Red
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