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今日の練馬・板橋も暖かいですよ。
でも、夜は寒くなるとのこと。
お花見に行かれる方は、暖かい上着を用意した方が良いそうです。
『FPの家 M邸』
外壁のモルタル施工が始まりました。
まずは、マスカーやテープを使って養生を行います。
今回使うのは『ラスモルⅡ』、藤川建材工業の製品です。
既調合軽量セメントモルタルとして、日本建築学会規格 JASS15M102に適合しています。
最低塗り厚は15mm。これ以下では強度・耐久性の確保や防火および準耐火構造の認定要件から外れてしまいます。
まずはミキサーを使ってラスモルⅡを充分練り混ぜます。
25㎏入りの袋当たり約8リットルの清水が必要です。
練り混ぜ時間は、全量投入後3分程度とし2度練りを行います。
こうする事で、初期の一時締まりが防げるそうです。
左官定規も要所要所に取付け、下塗りを開始します。
下塗りは金鏝で軽くなでるようにして、ラス網が隠れる程度の厚み(8~10mm)とします。
この時に、胴縁下地の有無により塗り厚が一定にならないと亀裂の原因になってしまいます。
また、ラス網の裏にモルタルが十分回るようにするのは当然です。
この為の白い透湿防水シートなんですね。
コーナー部については、下塗りをした後に左官定規を取付けます。
建物の北側(比較的作業が行いにくい)、そして上から塗り始めています。
厄介なところから作業を進めるタイプの職人さんのようです。(安心しました。)
下塗りが硬化した後に上塗りを行いますが、この時必要なのが『水打ち』もしくは『吸水調整材の塗布』です。
下塗りに適度の水湿しを行うのが水打ちです。
乾いた下塗りに上塗りを掛けても、モルタル同志は密着しません。
割れや剥がれの原因となります。
そこで、水打ちもしくはシーラーの塗布を行う訳です。
どちらも、面積が大きくなると大変です。
この作業を省略したい場合は『水引き調整材』をラスモルⅡに所定量混入する必要があります。
製品名は『てまいらず』。
ピッタリのネーミングですね。
ラスモルⅡ2~3袋当たり1袋を投入するそうです。
便利な製品ではありますが、上塗りが厚くて重い場合やタイル仕上げの場合には使えません。
その場合には、しっかりとした水打ちが必要なんです。
下塗りが終われば『アリスファイバーネット』の伏せ込み及び上塗り作業となります。
その模様も、後日報告させていただきます。
posted by Asset Red
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