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今日の練馬・板橋は暖かいというより少し暑い感じです。
でも湿度が低くて、気温自体も高い訳ではありません。
陽射しが当たらなくなれば、冷えそうですね。
花見の際には一枚余計に着て行った方が良いかも・・・。
余計なお世話ですよね。
『FPの家 K邸』
ようやくクロス施工が始まりました。
クロスという言葉を調べてみると、こんな事が書かれています。
天井や壁などの仕上げ材として用いられる薄い布製の装飾用壁紙のこと。
布製だけではなくビニール製やプラスチック製のものも多く、環境問題を含めた安全性が問われている。
最近ではシックハウス症候群の原因とされるホルムアルデヒドを含まない壁装用接着剤が使われていたり、環境対応商品や機能性壁紙も登場している。
環境問題
現在、日本で製造されている壁紙は約9億㎡なんだそうです。
その中の約95%以上が塩化ビニル製品。
ちなみに環境先進国といわれるドイツでは、紙の壁紙が約8割なんだそうです。
壁紙って言うくらいなんだから、紙の方が当たり前だと思うんですが、現実は違うんですね・・・。
ビニールクロスは燃焼する時に有毒ガスを発生します。
(ダイオキシンの原因とされる塩化水素ガスです。)
以前のクロスは、焼け滓の中から重金属なども検出されていたそうです。
もちろん、この点については既に解消されているようです。
厚労省は2002年に塩ビ製おもちゃに対する規制基準を改正しました。
「合成樹脂製のもので、乳幼児が口に接触することをその本質とするおもちゃにはポリ塩化ビニルを主成分とする合成樹脂を使用してはならない」
これはグリーンピースの呼びかけによるものなんだとか・・・。
おもちゃに使う事を規制されている材料をクロスに使っていいの?なんて思いますよね。
ビニール袋の中で生活するなんて考えられません。
全てのクロスがビニールクロスの家なんて、これと変わらないかも。
塗り壁や紙クロスにくらべ、結露の原因になったりカビの温床になってしまうことは明らかです。
そして、可塑剤と言われる添加剤も問題です。
原因物質は別ですが、水俣病は可塑剤の製造原料をつくる工程で発生したとも言われています。
環境ホルモン等人体への影響も、今後解明されていくでしょう。
それを承知の上で、少量使うのであれば問題はありません。
ただし、換気システムがキチンと機能している事が条件です。
でも、そうでなければ極力使用を避けた方が良いのではと思います。
現場に納品された紙クロスの束を撮ってみました。
全て、紙クロスとなっています。
紙クロスは帯電もしないので、ビニールクロスと比べると汚れにくいのが特徴です。
可塑剤が添加されていないため、経年で固くなることもありません。
でも、施工しにくいのが欠点です。
材料費自体はさほど変わりませんが、施工費が高くついてしまいます。
水に弱いのも欠点ですね。
表面に撥水処理を施してある為、多少の水分は問題ありません。
すぐに拭き取ってください。
でも、ビニールクロスほど強くはありません。
色・柄が少ないので、物足りないと感じるかも・・・。
パテ処理の様子を撮ってみました。
クロスの裏面が平らになっていて、下地の凹凸を拾いやすいのも欠点です。
その分、パテ処理を丁寧に行う必要があります。
ようやくパテ処理が終わりました。
いよいよ、クロス貼りを始めます。
きれいに仕上がるといいですね。
道路のセットバックも終わりました。
そして・・・。
3階バルコニーにアルミ手摺と竿掛けも取付完了です。
下から見ると、こんな感じ。
そして隣の家から見ると、こんな感じです。
白いアルミが、外壁に馴染んでいます。
汚れが付着しないよう、まめな掃除が必要です。
すぐに薄汚れてしまいます。
posted by Asset Red
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