あたたかい

連休2日目。

今日も暖かいようですね。

暖かいと言えば、先日のフェイスブックのことです。

友達の間で話題になりました。

「暖かい家のあたたかいって、暖かいOR温かい?」

私は暖かいをという字を使っているんですが、みなさんは温かいという字を使っているそうです。

調べてみると

『暖かい』の『暖』という字には、『日』いう字が入っています。

もちろん、太陽のことを指すのでしょう。

漢字の成り立ちから分かるように、暖かいは主に気候気温などの暖かさを指すようです。

つまり『体で感じるあたたかさの事』を指す場合に使うのが正しいことになります。

一方、『温かい』は、『暖かい』とは違い直接触れてあたたかいもの事を指します。

温かいは体の一部分を使って感じることのできるあたたかさ事を指すようです。

なるほど・・・。

正解は『暖かい』なんですね。

建築設備的に言えば

局所暖房=温かい

全館暖房=暖かい

というところでしょうか?

でも、どちらも『暖』の字を使っていますよね?

そもそも暖房とは本来、房(部屋)を暖めることであり、ストーブや火鉢のように手や体の半面を温めることではありません。

こうした行為は本来、『採暖(さいだん)』という言葉が正しいそうです。

あれ、ここにも暖という言葉が使われている・・・。

採温が正しい筈なのに?

採温という言葉を探しても、なかなか見つからない・・・。

メジャーな言葉ではないようですね。

 

冒頭の話題の中では、

 

「暖かいと温かい、使い分けがよくわからないから『あたたかい』でいいんじゃない?」

で締めくくっていたように覚えていますが、調べるほどにわからなくなる・・・。

でも、私的には『暖かい家』で通したいと思います。

全館暖房で暖かい家。

でもこうした家を突き詰めていくと、感覚的に少し違ってきます。

「ただいま!」

寒い外から、玄関ドアを開けて家の中に入ります。

(暖かい・・・。)

ホッとします。

階段を上がり、自室にて部屋着に着替えリビングに降りてきて憩の時間を過ごします。

(映画のワンシーンのようでしょ?)

いつの間にか暖かいことを忘れている自分に気付くことがあります。

そう、暖かいのは最初だけで慣れてしまえば快適でさえないんです。

あくまでも不快ではありません。

暑くも寒くもない訳ですから・・・。

少し体を動かせば汗ばむこともあります。

(あれ、暑いかな?)

でも、静かにしていればすぐに何も感じなくなる。

『無感』というそうです。

究極の快適なんだとか・・・。

夏も同様です。

『冬暖かく、夏涼しい家』なんてキャッチフレーズが良く使われますが、こんな家はまだまだの家。

暑さ寒さを感じることも無く、ストレスフリーで何にも感じない家が究極の健康・快適住宅なんです。

この状態をより少ないエネルギーで達成する事が出来るのは高断熱・高気密&計画換気が機能する家です。

高性能エコハウスと言われています。

大手ハウスメーカーやビルダーがつくる『スマートハウス』もそれなりに健康・快適だけど、省エネという訳にはいきません・・・。

とにかく光熱費がかかりますから。その分をたくさんの太陽光発電で賄っているだけ・・・。

暖かいor温かい論争から、すっかり脱線しちゃいました。

でも、自分なりに整理が出来て良かったと思います。

あー、スッキリした。

 

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