ベランダ・バルコニー

先日行われた『FPの家グループ・南関東』役員会の後の懇親会でのヒトコマです。

話題に上がったのがこれ!

「ベランダとバルコニー、何が違うの?」

(以前にも、この話題したなぁー?)

(確か、別の懇親会だったような気がするけど・・・。)

私的には、以前から

鉄骨製もしくはアルミ製のモノをベランダ、屋根置き式と柱建て式がある。

躯体に防水処理を施したモノをバルコニー

という解釈をしています。

ネットを見ると

ベランダとは、建物の外に張り出した屋根付きのところ。

広さにもよるが、屋根があるため、雨の日でも洗濯物を干すことができる。

バルコニーとは、2階以上の室外に張り出した屋根のない手すり付きのところ。

下階の屋根部分を利用したものは、「ルーフバルコニー」と呼ぶ。

なんて書いてあります。

そもそもベランダを表す英語などの外国語表記「verandah」は、元々はポルトガル語でした。

それがそれがインドに渡り、そこから世界に広まったと言われています。

室内とは窓やドアなどで隔てられいて、戸外扱い。日本家屋にある縁側がこれに当たります。

日本の集合住宅においては、洗濯機を置くための蛇口と排水口を備えさらに物干し竿をかけるなど、洗濯関連の機能が重視されています。

バルコニーはどうでしょうか?

壁面から張り出た屋根なしの露台。

劇場の特等席(dress circle)または階上席(gallery)。

劇場の張り出し席(upper circle)。

我が敬愛する藤森照信氏は、著書『天下無双の建築学入門』の中でこんな事を書いています。

日本の縁側の起源は今のところ古墳時代までしか遡れない。

恐らく弥生時代に稲作と共に伝わって来たものだろう。

古墳時代の銅鏡に描かれた例を見ると、今のように庇の下の細長いものではなくて、室内なみの広さを持ち、吹き放しになっていた。

中国の雲南やタイ山中の少数民族の映像によく出てくる形式と同じで、もちろん起源はあっち。

南方の生活には、北方に無い2つの敵がいる。

1つは強い日射しで、もう1つは蚊。

気温はいくら高くなっても35℃程度だが、強い日射しに焼かれると頭部などは50℃近くに上がるし、皮膚も火傷するほど熱くなる。

この直射日光さえ防ぎ、通風を良くすれば、つまり樹の下状態を人工的に作れれば、熱帯と言えど結構暮らせる。

中略

この2つの敵の両方に唯一有効なのが高床の縁だった。

これがベランダという訳らしい・・・。

どちらにしても、ベランダという言葉はあまり適した言葉ではないようですね。

これからはバルコニーという言葉を使うべし!

たしか以前もこんな結論に達した筈なのに、あまり覚えてないんですよね。

この結論に納得いってなかったのなぁー?

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