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地球温暖化防止に向けて二酸化炭素排出量の削減が求められている昨今です。
住宅においては
高気密・高断熱化
設備機器の高効率化
が進んでいるにも関わらず、二酸化炭素排出量は増加しています。
近頃話題の『LCCM(Life Cycle Carbon Minus)/ライフ・サイクル・カーボン・マイナス住宅』とは
住宅の
建設
運用
解体
廃棄
までのライフサイクルを通して排出される二酸化炭素を出来る限り削減し
運用時には太陽光発電などを利用し
その余剰エネルギーをもって建設時に排出された二酸化炭素を返済する。
こうすることで、二酸化炭素の収支をマイナスにしようとする住宅を云います。
2011年2月に茨城県つくば市に完成したLCCM住宅デモンストレーション棟は、4人家族を想定した実証住宅です。
南側に面した大きな開口部が特徴的で、2重の層になった空間は熱的な緩衝空間となっています。
開口部のルーバーによって、夏季は日射を遮蔽し、冬季は日射を取得します。
季節や気候・生活によって居住者が環境を切り替えるための仕組みです。
2011年12月から『LCCM住宅』の開発と普及促進を目的に、新築一戸建て専用住宅に対する『一般財団法人 建築環境・省エネルギー機構』による『CASBEE』の評価に基づいた『LCCM住宅認定制度』が設けられました。
認定基準はCASBEE戸建―新築に基づく評価がランクSまたはAであり、かつライフサイクルCO2排出率によるランクが緑☆☆☆☆☆または緑☆☆☆☆であるものとされています。
posted by Asset Red
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分