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GW休暇1日目。
色々ありまして、出社しています。
色々のひとつがコレ!
『FPの家 Y邸』です。
5月7日に土台敷き
翌8日に先行足場の架設
そして9日に上棟
の予定となっていますが、その前にやっておかなければならない事があります。
弊社の場合、べた基礎を採用しています。
世間ではコンクリートの『一発打ち』が当たり前になりつつあるようですが、弊社では相変わらず耐圧盤と立上りの2回に分けて打設を行っています。
基礎に出来る『打ち継ぎ部』から水が入るとか、シロアリが入るなどと危惧する方もいますが、その位置は地面から50mm上にあり心配はしていません。
でも、今回は少し勝手が違うんです。
既存のブロックの基礎の関係で、当初の予定よりも地盤面を高くしなければならず、打ち継ぎ部が地盤面よりも下になってしまいます。
急遽、基礎に防水処理を施すことになりました。
防水処理後の写真です。
灰色の防水材のため目立ちませんね。
でも、打ち継ぎ部がなんとなくわかると思います。
写真側は、地盤面が低いため問題ありません。
でも、反対側がまずいんです。
反対側の基礎には水道配管も貫通します。
貫通部分は地盤面の下になります。
折角防水処理をしても配管廻りから水が入ってしまう・・・。
意味ないじゃん!
配管廻りにたっぷりシーリング材を充填し、保温材には防水テープを巻きました。
念のため設けておいた先行スリーブも、防水テープによる止水処理をしました。
これで、基礎内に水が入ることを防げます。
でも、心配事はもうひとつあります。
シロアリです。
念のため『ボレイトシール』を用意し、これを基礎内側の配管廻りに充填しました。
ボレイトシールとは、ホウ酸が混入されたシーリング材です。
気密・防水施工をしながら防蟻処理を施すことができるんです。
ついでに、打ち継ぎ部分にある『巾止め金具』廻りにも充填しておきました。
写真中央の金物がソレです。
耐圧盤と立上りの間に入っている金物です。
基礎の型枠を固定する為に必要な金物ですが、金物の周りに穴が残ってしまいそこから水やシロアリが侵入する場合もあります。
この廻りに充填しておけばシロアリが侵入することを防ぐことができます。
市販されている防蟻シーリング材に混入されているのは農薬(合成殺虫剤)なんだそうです。
時間と共に有効成分が揮発してしまい、その効果は5年程度しか続かないとのこと。
5年経ったら、シロアリの侵入を許すかもしれない・・・。
まずいですよね。
ホウ酸は揮発しないので安心です。
基礎断熱に使われている防蟻断熱材の中にも、こうした農薬入りのタイプとホウ酸混入タイプがあるそうです。
キチンと確認した方が良いと思います。
明日基礎廻りに土を入れ、整地する予定になっているのでこのタイミングでボレイトシール処理をすることになった次第です。
天気が良くてほっとしました。
posted by Hoppy Red
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