春の嵐

アセットフォーの定休日。

朝から雨が降っています。

「はぁー。」

これ、ため息です。

昨日は寒かったですね。

時折パラパラと落ちてくる雨粒と冷たい風。

天気予報では3月下旬並みといっていましたが、もっと寒いでしょ?

GW中の気温は30℃に迫る勢いでした。

それが15℃を下回るなんて・・・。

冬物なんて、しまっちゃいました。

寒い、寒い・・・。

『FPの家 Y邸』

昨日は上棟に備え、先行足場を架設しました。

思い起こせば・・・。

昔は、建て方を終えてから丸太足場を建てていました。

建て方に参加した鳶職人が、建て方終了と同時に足場を掛け始める・・・。

当時はレッカーを使う事も少なかったように思います。

足場も無い高い場所に上って建て方をする大工さん達を見て、素直に凄いな・・・と感心していました。

幸い事故に見舞われることもなく事故ゼロで今まで来ていますが、世間では高所からの落下事故が絶えないようですね。

よって、先行足場が当たり前となった訳です。

今更、足場を掛ける様子を書いても仕方ありません。

今回は、少し変化球を投げたいと思います。

足場がほぼ組み終わった段階で、プレカット材が搬入されています。

今回の現場は、比較的道路付けが良い為搬入は容易でした。

敷地に半分乗り上げる形で(半分は道路にはみ出していますが・・・)ユニック付トラックを停め、荷卸しを行いました。

予め写真のように足場に開口を設けてあり、ここから材料を搬入します。

ユニックを操作する人と、荷受けする人の呼吸を合わせないと足場に接触する危険な作業です。

1階柱・2階床梁は土台の上に降ろします。

柱を先に使うので手前に降ろし、梁を奥に降ろすのがポイント。

1階床板は、建前では使わないので建物中央の邪魔にならない場所に置きました。

使う順番を考えて降ろさないと、後で苦労することになります。

開口の近くにステージを組み、2階柱・小屋梁・母屋・2階床板等をそこに降ろします。

荷卸しが終わったら、早速開口を閉じます。

敷地も決して大きくありません。

そして建蔽率・容積率を有効に使う設計が多い都内では、材料置き場を設ける事も出来ません。

かと言ってトラックを停めたまま、荷台からいちいち降ろすなんてとんでもない・・・。

結局、こうした『足場を材料置き場として活用する』工法しかないのかもしれません。

でも、建前は大変なんですよね。

ステージ下の作業は、有効高さが低く大変です。

大抵の場合は大まかな材料を使った後で残りの材料を一旦、他の場所に移しステージを撤去します。

そして、その部分を組み立てる。

そして、続きの作業を行う。

かと言って、邪魔にならない高さにステージを組めば材料の取り出しが大変になる・・・。

でも、今回の現場は重機を使うことが出来ます。

少しだけ、楽が出来そうです。

今日の建前は雨が残る中、合羽を着て行います。

途中で雨は止む筈・・・。

一刻も早く、雨が止んで欲しいと思います。

本来は翌日に変更したいところなんですが、プレカット工場や運送業者、建て方を行う足場業者と重機そして大工の都合もあります。

日程を変更すれば、1週間程度遅れてしまいます。

ごめんなさい。

安全第一で作業しなければ・・・。

建て方の様子もブログにて、ご報告したいと思います。

 

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