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今日も良い天気、暑いですよー。
でも、明日は雨になるとか・・・。
勘弁してほしいよ・・・。
『FPの家 Y邸』
玄関ドアが納品されました。
早速取付を行い、戸締りをしたいのですが・・・。
まだ樹脂サッシが届いていません。
納品予定は明日です。
その前にハイベストウッド(耐震MDF)を張らないとなりません。
柱脚金物の為に切り欠いた部分には
現場発泡ウレタンを充填しました。
もう硬化しているので、表面を平らになるよう切削し、その上にアルミ気密テープを貼ります。
玄関ドアの近くに『キーボックス』を設置しました。
ダイヤルの番号を合わせると、中に収納された鍵を取り出すことが出来る仕組みになっています。
そして、この中に『コンストラクターキー』を収納します。
コンストラクションキー(略してコンスキー)とは、工事者用の鍵のこと。
工事中の建物と言えども、防犯や防火対策として玄関扉などの鍵を閉めて戸締まりをする必要があります。
でも、引渡前に正式な鍵(本キー)を使うのは気分的に良いものではありません。
本キーは、お施主様が初めて使うべきだと思います。
鍵の入った袋の封だって、それまでは開けたくありません。
万が一、落としたりしたら防犯上大問題だし・・・。
そこで、工事中だけ使える鍵=コンスキーが用意されているんです。
現場に携わる人たちはこの鍵を使って戸締まりをしています。
コンスキーは引き渡し後に使われる本キーよりも短くできています。
そして一度でも本キーを使うと、それ以降は本キー以外では開閉できなくなるんです。
これなら落としたり、鍵をコピーされても大丈夫でしょ?
安心して戸締りすることが出来ます。
そしてコンスキーを入れておくのがキーボックスです。
番号を知っているのは弊社社員と協力業者のみとなっています。
家の中では、細かい部分のウレタン処理も行われています。
床合板と水道配管の間の隙間です。
建売住宅等では、このまま仕上げ床を張ってしまう事が多いようですね。
でも弊社では隙間に現場発泡ウレタンを充填し、平らに切削した上でアルミ気密テープで丁寧に塞ぐのが標準施工となっています。
床合板と柱の取合い部に出来た隙間も同様です。
基礎から土台を貫通しているアンカーボルト『A70』の場合は、少しだけ違います。
イラストの中央にある灰色のJ型をした金物がA70、太さ16mmの鋼材です。
鋼の熱伝導率が大きいことはご存知だと思います。
冬季にA70が埋め込まれている基礎が冷たくなった場合、当然A70も冷たくなります。
土台を貫通したA70には、柱脚金物(ホールダウン金物)が取り付けられ、柱に緊結されるのが一般的。
断熱施工の行われた家にあって、壁の中の温度は室温と大差ありません。
冷たくなったA70が温かい室温と接触すれば、結露を引き起こします。
これを内部結露もしくは壁内結露と言います。
結露水は土台を濡らし、腐朽菌の繁殖を許してしまうかもしれません・・・。
そこで、弊社ではこの部分全体をウレタンで包んでしまいます。
写真中央の金物がA70とホールダウン金物です。
取り敢えず、床合板に開いたA70の廻りの穴に現場発泡ウレタンを充填しました。
この後、金物全体にウレタンを吹きつけます。
でも金物が見えなくなってしまうと、瑕疵保険会社による金物検査で確認できなくなってしまいます。
無事検査に合格したら、この続きを行います。
金物が見えなくなるまでウレタンを吹きつけ、各柱状に加工しアルミ気密テープで覆う訳です。
その様子は、来るべき時にご報告したいと思います。
以前のブログで、発泡プラスチック系断熱材における『スキン層』の重要性について書かせていただきました。
スキン層は食パンで言えば廻りの固い部分、いわゆる耳にあたります。
現場発泡ウレタンの表面にある固い部分がこれに当たります。
つるつるとしていて、きめが細かくなっています。
そしてこれが切断面です。
パンの白い部分に当たります。
FPウレタンパネルと違い、自由発泡のため気泡が大きいですね。
表面は穴だらけで、つるつるしていません。
キメもこまかくないようです。
両者の『置換』による経年劣化には大きな差が生まれます。
実物を見ると、なるほど納得。
だから、切断面には蓋をしなければなりません。
空気や湿気の侵入を防ぐ工夫が必要です。
最後に豆知識!
ウレタンを吹いたら、すぐにアルミ気密テープを貼ってしまう。
そうする事で、アルミ気密テープに抑制されたウレタンは穴の隅々まで行き渡ります。
当然大きな気泡も出来にくくなる筈。
スキン層をカットする必要もないので、経年劣化も防ぐことが出来ます。
凄い、完璧・・・。
でも、ウレタンを吹く量をうまく調整しなければなりません。
少なければ意味ないし、多過ぎてしまえばテープを押し出してしまいます。
こんな施工を行うことができればいいんですよね~。
posted by Asset Red
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