余分な土を捨てています。

今日の練馬・板橋も蒸し暑いですよー。

現場廻りの際、作業着を脱いでTシャツになってしまいました。

『FPの家 K邸』

今日から基礎工事を行っています。

まずは、根切り・鋤取り&残土搬出からスタートです。

残土を近くの処分場に運ぶために、4t車×1台と2t車×2台そしてユンボを用意しました。

先日設置した遣り方を活用して、地面にチョークで墨を引きます。

これを目安にユンボで大まかに掘削、余分な土を集め、ダンプに積み込みます。

敷地の端にオートレベルを据え付け、地盤レベルを確認しながら根切り底の微調整を行います。

この手の細かい作業は、やっぱり手作業です。

剣スコップ・角スコップや鋤が大活躍。

根切りが進むと、鋼管杭の先端が姿を現しました。

キャップを用意し、金づちで打ち込めば杭頭処理完了です。

基礎伏図を確認しながらの作業です。

何故なら地中梁や高さの異なる耐圧盤があるから。

ベタ基礎と云えば、すっきりとしていて布基礎よりも工事が簡単そうなイメージがあると思います。

でも、そんな事はありません。

許容応力度計算による安全確認の結果は、意外と複雑です。

当初の予想よりも、時間が掛かってしまいました。

平らに見える敷地ですが、意外と高低差があることが判ります。

写真は遣り方貫から900mm下の根切底を掘ったところを撮ったもの。

本来であれば300mm程度掘れば済むところが、500mmほど掘る羽目になってしまいました。

カースペースの下の耐圧盤レベルを下げる設計となっている為、掘削及びダンプへの積み込みにも時間がかかります。

結局、4t車×4台+2t車×8台。

搬出した残土の量は、なんと40㎥でした。

お金を掛けて捨てるなんてもったいない・・・。

でも、道路斜線やアプローチの事を考えると止むを得ないんです。

根切り・鋤取りを終わらせて、砕石地業を行い、防湿シートを敷き並べ。

出来れば、捨コンの打設まで行いたかったんですけど・・・。

結局、鋤取りだけで終わっちゃいました。

砕石地業・防湿シート敷き・捨てコン打設は、天気が良ければ明日行います。

そうそう、施主であるK様より大事なものを預かっていました。

ジャーン!

何だと思いますか?

『鎮物』と書かれた封筒のようなもの。

これ、地鎮祭の時に土地の神を鎮めるために建物の中央部分にあたる地中に埋めるものなんです

でも最近は、工事関係者が基礎工事の際に『工事の安全を願って』埋めるのが一般的。

ちなみに箱の中身は人型・盾・矛・小刀・長刀子・鏡水玉の七つとの事。

これらを鎮めることで、建物完成後に暮らすご家庭に安穏と幸福をもたらすと考えられているそうです。

これを建物の真ん中に埋めさせて戴きました。

どうか、工事が安全に進みますように。

そして、K様のご家族がいつまでも健康で安心して暮らせますように・・・。

現場にいる者一同でお願いさせていただきました。

posted by Asset Red

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