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スケルトンリフォームの現場です。
構造体のみを残して、既存建物を解体しています。
あと少しで、解体完了。
構造体はこんな感じです。
大丈夫かな
ある程度は想像していましたが、こんなに華奢なつくりだとは・・・。
解体途中なので、きっちりと確認している訳ではありません。
でも、怖い納まりが何か所もあります。
例えばココ!
1階開口部の下にあたります。
布基礎の立上りが無く、開口となっています。
その上の土台には柱が立っているんですが、開口の上なんです。
つまり柱の下には基礎が無い・・・。
昔の家ですから、真壁工法になっていてそこら中の柱が穴だらけになっています。
所謂断面欠損が多い柱。
これも、少し心配ですよね。
廻り縁の為の襟輪欠きや畳寄欠きも、結構大きいし・・・。
2階の柱の下に柱が無いのに、小さい梁しか入っていないところもあります。
これで、よくもってたよね・・・。
屋根だって瓦葺きでした。
現状をしっかりと確認して、構造図を起こし、補強の方法を検討しなければなりません。
思ったよりも、補強に費用が掛かるかもしれませんね。
当初は再利用するつもりでいた筋違ですが、いざ蓋をあけてみれば27×103の材料が使われている。
これって間柱ですよね?
結局全て撤去することになりました。
土台・柱・梁・柱・小屋梁・母屋・野地板だけのスカスカ状態になった既存構造体。
これじゃー、地震がきたら心配ですよね。
急遽、仮筋違を取付けることにしました。
でも、腐朽菌やシロアリの被害は全くありませんでした。
スカスカ住宅って、そこに住まう人間には辛い環境です。
でも、家自体には優しかったりするんですよね。
でもこうした家に中途半端な断熱施工を行うと、途端に長持ちしなくなったりします。
そんなリフォームにならないように、きちんとした対応したいと思います。
健康・快適&安心リフォームにご期待ください。
posted by Asset Red
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