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断熱性能を高める為の『施工』の話です。
断熱材には様々な種類があります。
性能の低いものから高いもの。
価格の安いものから高いもの。
扱いやすいもの、扱いにくいもの。
それぞれに特徴があります。
でも、全ての断熱材に共通しているのは『キチンとした施工が伴わなければ本来の効果を得ることが出来ない。』という事です。
つまり『断熱性能』を高めるポイントのひとつは、断熱材の入れ方つまり施工方法ということ。
寒い部屋で眠る時、1枚のふんわりとした羽毛布団を使えば暖かいですよね。
でも、何枚かの座布団を掛けても暖かくないと思います。
座布団の隙間から冷気が侵入してしまう・・・。
これって、キチンとした断熱施工をしていない建物と同じです。
どんなにふかふかの座布団であっても、隙間があってはダメなんです。
もちろん、寝相が悪くて布団を蹴り落としてしまえば寒くなります。
これって、地震の影響で断熱材が動いてしまった場合と同じです。
落ちないための工夫も必要です。
ふかふかの羽毛布団、暖かいですよね。
でも、使っているうちに湿ってしまうことがあります。
そう、寝汗が原因です。
放っておけば、カビ臭くなることもあります。
ふかふかの布団と湿った布団、同じ布団なのに暖かさが違うと思いませんか?
布団が暖かいのは、羽毛や綿の中の空気のお蔭です。
湿ってしまえば、空気の断熱性能は低下します。
だから布団は濡らさないことが重要です。
断熱材も同じです。
湿った布団は、天日に当てて乾燥させましょう。
そうすれば、本来のふかふか布団に戻ります。
でも、断熱材を天日に当てることは出来ません。
その為の通気層工法です。
断熱材の外側を上昇気流が流れていれば、湿った空気はそちらに移動します。
繊維系断熱材って、布団に例えるとわかりやすいと思います。
あなたの家の断熱材は、ちゃんと機能していますか?
入れればいいんでしょ?
なんて感覚の施工者って、まだまだ多いんですよね。
posted by Asset Red
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