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こんなデーターがあります。
2012年における、住宅ストックに占める省エネ基準の割合です。
現在はもう少しH11年基準を上回る家が増えていて、6%程度になっているそうです。
そして、それらの住宅の年間冷暖房費を比較したのが上データーです。
築37年以上の家は無断熱住宅、年間冷暖房費は約13.3万円。
築36~25の家はS55年基準住宅、年間冷暖房費は約9.2万円。
築24~18の家はH4年基準住宅、年間冷暖房費は約7.5万円。
築17~の家はH11年基準住宅、年間冷暖房費は約5.2万円。
となっています。
ちなみに現行のH28年省エネ基準は、H11年基準とそれほど変わりありません。
この調査、どんなモデルで計算したんだろう?
このデーターは、今度の日曜日に構造見学会を行う『FPの家 Y邸』のもの。
1次エネルギー消費計算プログラムによって算出されたデーターを2次エネルギーに換算したものとなります。
木造2階建て
延床面積100.68㎡の2世帯住宅です。
UA値0.43W/㎡K
ηAH値1.4
ηAC値1.4
この建物をH28年基準でつくった際の年間冷暖房費は約6.9万円になっています。
先程のデーターよりも少し高いですね。
ちなみに居室間歇冷暖房の場合の費用となります。
これをFPの家でつくると、5.4万円になります。
もちろん居室連続冷暖房でありながら全館連続冷暖房と同じ快適性を得ることができます。
実際には、もっと安くつくはず。
このプログラムで算出されたデーターって、あまり当てにならないんですよね。
でも、参考にはなると思えます。
FPの家だったら、全館冷暖房にしても、現行の省エネ基準でつくった家で居室間歇冷暖房するよりは光熱費が安くなるんだなぁー。
もちろん普通のエアコンです。
省エネ性の高いものに変えれば、もっと光熱費が下がるでしょう。
通風利用も考えていません。
うまく使えば、もっと光熱費下げられそうですね。
建物の外皮性能による光熱費の違いがわかってくると、もっと断熱に力を入れよう!という方が増えるかもしれません。
でも、断熱だけではなく気密も重要なんですよね・・・。
posted by Asset Red
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