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昨日の気密測定では、玄関ドアの隙間を確認することが出来ました。
以前から、「玄関ドアってヤバイな。」と感じていたんですよね。
だって敷居からスースーと冷たい風が入ってくること、よくあります。
玄関ドアは、バリアフリーを実現するために非常に敷居が小さくなっています。
わずかな部分に取付けられたパッキンにドアを押し当てて、気密性を担保する仕組みです。
イラストの赤丸部分です。
ゴムパッキンが劣化して固くなる、切れる。
ドアの建付けが狂い、ドア下端が外側に反る。
などの不具合が出れば、すぐに気密性は確保されなくなります。
イラストではドアが破線で描かれていますが、これを見ているだけで「大丈夫かな?」と感じてしまうのは私だけでしょうか。
実際に、気密測定時の室内負圧状態では敷居付近からの風を感じます。
「でも、それって負圧状態だからでしょ?」
そうなんです。
送風機のスイッチを切れば、隙間風は無くなります。
でも、換気システム稼働時は室内負圧状態なんです。
「気密測定時ほど、負圧になっていないよね?」
そうですね。
自然給気口から常時新鮮空気も入っていますし。
でも、キッチンのレンジフードを回せば事態は急変します。
例えば弊社が採用しているレンジフードの場合、
強運転モード・・・420㎥/h
中運転モード・・・300㎥/h
弱運転モード・・・220㎥/h
常時運転モード・・・130㎥/h
となっています。
もちろん同時給排タイプですから、稼働時は給気が行われます。
でも給気風量を測ってみると、半分位しかありません。
強運転であれば、210㎥/hもの風量です。
これって、気密測定時と変わらないですよね。
だから、キッチンで調理をしていると玄関が寒くなります。
弊社では、玄関天井に吸い込み口を設けています。
これは靴の臭いを排気すると共に、居室の暖かい空気を廊下に引き込みたいからです。
でも玄関ドアの下側から冷たい空気が入っていたら、意味ありません。
これって問題ですよね。
今までは、玄関ドアのデザインを気にしていました。
最近は、防犯性や断熱性も気にしています。
気密性だって気にした方が良いと思いませんか?
でも、玄関ドアの気密性って話題に上がらないんですよね。
鍵廻りの隙間も大きいと思います。
これ、経験からくる確信です。
特にカードキーや電気錠がヤバイ!
今後は、玄関ドアの気密性に関する勉強&調査も進めたいと思います。
posted by Asset Red
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