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今日と明日はアセットフォーの定休日。
のんびり身体を休める事が出来ればいいんですが・・・。
しかし、このところの天気は戴けません。
怪しからん!
外部の作業が進まなくて困るんですよ・・・、本当に。
『FPの家 Y邸』
雨の合間をみながら、職人さん達がせっせと作業を進めています。
防火破風板を取付けたり
軒天ボードを取付けたり。
通気胴縁の間には、補助胴縁も取付られました。
補助胴縁は胴縁の間に入れられる樹脂製の胴縁です。
えっ、何のために入れてるの?
それは、秘密です。(うそうそ、後でお答えします。)
455mm間隔で取付けられた通気胴縁&大貫には、防腐剤が加圧注入されています。
だから腐朽菌に強い。そしてシロアリ対策にもなっています。
でも、防腐胴縁に含まれている『界面活性剤』って透湿防水シートの防水性を損なうんですよね。
実は業界で問題になっているんです。
透湿防水シートって、水の表面張力によって雨水が入らない構造になっているそうです。
だから界面活性剤により水の表面張力が働かなくなれば、シートの防水効果は期待出来ません。
白蟻&木材腐朽菌対策として、防腐処理された通気胴縁&大貫は当たり前になりつつあります。
それが、防水性を損なうことに繋がるなんてショックですよね。
そこで、防腐胴縁の使用を控え檜などの比較的腐朽菌に強い樹種への変更を行っている工務店もあるようです。
でも、防腐胴縁に比べるとちょっと心配です・・・。
でも、弊社が採用している新型タイベックシルバーなら大丈夫。
従来のシートの防水性残存率が18%に対して、85%もあるんです。
これなら、安心ですよね。
話を元に戻しましょう。
補助胴縁の取付が終わると、防水紙の取付が行われます。
あれ?
透湿防水シートの上に、更に防水紙を貼るの?
そうなんです。
土台水切の上
造作出窓の下
窓廻り等々、雨水の侵入を防ぐ上で弱部になりそうな処には重点的に止水処理を行います。
そして、この上にラス網を貼り付けます。
そうなんです。
今回外壁に採用するのは『スイス漆喰』。
だからラス網を施工し、モルタルを塗らなければなりません。
モルタルって、塗り込んだ時にラス網を押す場合があるんですよね。
そうすると、通気層が狭くなってしまいます。
通気層の確保は、建物の耐久性を維持するための絶対条件です。(一部例外はありますけど・・・。)
もうわかりましたよね。
通気層が押しつぶされないために、補助胴縁を入れているんです。
今日のところは、ここまでにしたいと思います。
今後は定期的に、ラス網の施工やモルタル塗り施工、そしてスイス漆喰の施工について報告したいと思います。
どうかお楽しみに・・・。
posted by Hoppy Red
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