遮熱通気層の効果

今日も暑い1日になりそうですね。

昨日のブログで、遮断パネルにおける遮熱効果の差は17.2℃とお伝えしました。

そして、『冷房費も大きく変わります。』とも書かせていただきました。

でも、どの位違うんだろう?

遮熱通気層の有無に関わらず、厚さ105mmの硬質ウレタンフォームを充填した屋根の場合の熱貫流率U=0.124W/㎡・K。

熱橋部を含めた平均熱貫流率U=0.310W/㎡・Kとなります。

この値を利用して、屋根の表面温度74.9℃時の断熱材表面温度30.9℃の遮断パネル①と48.1℃の硬質ウレタンパネル②を比較してみましょう。

屋根面=天井面とし、天井面温度の目標温度を28℃と考えました。

天井面積100㎡とすれば、必要熱量は

①0.310W/㎡・K×2.9℃×100㎡=89.9W(約0.09kw)

②0.310W/㎡・K×20.1℃×100㎡=623.1W(約0.62kw)

となります。

また、冷房時間を

夏の120日(4か月)×8時間×0.5(1/2が晴天として)=480時間と考え

電気代を30円/kwhとすると、光熱費はこうなります。

①の電気代=0.09kw×480時間×30円/kwh=1296円

の電気代=0.62kw×480時間×30円/kwh=8928円

極めて乱暴な書き方ですが、1夏の冷房における電気代の差はおよそ7000円となりました。

これが、遮熱通気層と普通の通気層の違いです。

遮熱通気層の効果、判っていただけたでしょうか?

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