blog
アセットフォーの定休日、2日目。
我が家のネタを少々・・・。
あんまり書くと、妻がうるさいんですよね。
「何、恥さらしてんの?」
よって、プライバシーに抵触しない程度に留めさせていただきます。
我が家も、お蔭様をもちまして築8年目を迎えました。
そろそろ、色々な処にガタがきているんですよ。
例えばコレ!
2階バルコニー設置した、目隠しフェンスです。
隣家からの視線を遮る目的で私が作りました。
材料はすべて、近くのホームセンターで購入。
土台は注入土台、板はSPFの1×4材を使っています。
さすがに雨曝しだと、劣化が激しいですね。
土台の下に基礎パッキンを敷けば良かった・・・。
見事に腐っています。
おそらく褐色腐朽菌のせいだと思われます。
でも、意外でした。
設置条件が違うとは言え、まさか注入土台の方が腐食が早いとは・・・。
ちなみにどちらも無塗装仕上げです。
見事にシルバーグレーに変色しています。
良い感じだとは思うんですよね。
少し脱線しますが、古くなった木材の色はほぼ同じです。
このシルバーグレー色には理由があるそうです。
木材はリグニン・セルロース・ヘミセルロースで出来ています。
この3つって、一体なんなんでしょうか?
ちなみに木材は炭素が50%、水素が6%、酸素が44%で出来ているそうです。
さて、セルロースについてです。
これはブドウ糖が1万~1万4千個が結合してできています。
これが束状になったミクロフィブリルによって木の細胞の細胞壁を作り樹体を支えているらしい・・・。
要するに、骨です。
デンプンと同じ成分からなるにも関わらず、人間はセルロースを消化できません。
少量ならば食物繊維として機能も期待されていて、セルロースを少し分解してオリゴ糖を作る試みがなされています。
オリゴ糖はカロリーの少ない甘味料であるともに食物繊維になるようです。
もし、セルロースが穀類のような食料になれば、将来の食料危機も回避できるかもしれませんけれど・・・。
これを食べ、お腹の中のバクテリアにより栄養を摂っている唯一の生物が『シロアリ』です。
だからその仕組みを研究し、木材からの栄養摂取を図りたいと思っている科学者もいるようですよ。
そしてリグニンは接着剤。
木の細胞を鉄筋コンクリートに例えて、鉄筋がセルロース、鉄筋を結ぶ針金がヘミセルロース、コンクリートがリグニンと言うこともあります。
木材が雨風に晒されて劣化すると、最後にはセルロースだけが残るそうです。
このセルロース、白いそうです。(骨みたい・・・。)
だから、最終的には白くなる筈。
でも、沈着した汚れの色が白をグレーにしているんだとか・・・。
この話、以前にシロアリの研究をしている方に聞きました。
ナルホド・・・と思ったことを覚えています。
話を元に戻します。
ちなみに同じ環境下にある、隣にフェンスはこんな感じです。
良い感じでしょ?
土台のインサイジング加工もしっかりと確認できます。
全く腐食なし。
同じ加圧注入土台であっても、その効果には雲泥の差があるようですね。
木材の表面に傷を付け(インサイジング加工と言います。)を蒸気窯の中に入れ、ここに防腐剤を吹き付けます。
そして窯の中の気圧を高めることで、木材内部に防腐剤を浸透させたものが加圧注入材です。
水掛りの木材に良く使われています。
浸み込みの悪い部分でもあったんでしょうね。
防腐材を定期的に塗っておけば良かったかも・・・。
暇をみつけて、ヒバの土台に交換するつもりです。
もう、材料は手配しました。
出来れば、バルコニー床をウッドデッキにしたいと考えているんですよ。
そっちは当分無理かな・・・。
posted by Hoppy Red
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分